あけび書房通信
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第56号
「あけび通信」第56号をお届けいたします。この間、小社の書籍が書評されましたのでご紹介します。 ■『鈴木天眼 反戦反骨の大アジア主義』高橋信雄著https://book.asahi.com/article/14517417◆「鈴木天眼 反戦反骨の大アジア主義」書評 膨張する日本を監視した言論人 評者: 保阪正康 / 朝⽇新聞掲載:2022年01月08日https://book.asahi.com/article/14517417◆膨張政策に否 孤高の新聞人 [評]御厨貴(政治学者) 東京新聞 1月23日 https://www.tokyo-np.co.jp/article/155712◆西日本新聞 1月8日https://www.nishinippon.co.jp/item/n/858544/◆週刊金曜日1月28日号 加藤直樹さんが書評を載せていただいています。 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/docs/1362.pdf ■『リコール署名不正と表現の不自由―民主主義社会の危機を問う』中谷雄二、岡本有佳編https://akebishobo.com/product/recall法学館憲法研究所が紹介いただいています。」http://www.jicl.jp/ronbun/backnumber/20220117.html朝日新聞の関西各地域版でも紹介されています。https://www.facebook.com/photo?fbid=4545506392244720&set=gm.5028905720474410 ■『原爆スラムと呼ばれたまち ひろしま・基町相生通り』石丸紀興、千葉桂司、矢野正和、山下 和也著https://akebishobo.com/product/genbaku◆図書新聞2月5日号に仙波希望さんが書評いただいています。https://www.facebook.com/253887338079913/photos/a.807568449378463/2552067978261826/
第55号
「あけび通信」第55号をお届けいたします。 ○-●-○-●新著ご紹介 色平哲郎『農村医療から世界を診る 良いケアのために』○-●-○-●https://akebishobo.com/product/ruralmedicine 2,200円(税込み)378ページISBN:978-4-87154-202-9 長野県蘇南高等学校校長の小川幸司さんがFacebookでご紹介いただきました。小川さんの承諾を得て、以下転送いたします。 「何のために私たちはこの場にいるのか」 佐久総合病院の色平哲郎先生が、『農村医療から世界を診る―良いケアのために』という新著を出版されました(あけび書房、2200円)。日経メディカルOnlineの連載記事をもとにして、序や補遺の文章を合わせて編まれた一書です。 「序」は、軽井沢の別荘で加藤周一と著者が重ねた、医療についての対話の記録です。著者が「一般の人々(people)」を主語にする「メディカル・リテラシー」(医学・医療を読みとくこと)が大切だと言うと、加藤が大いに共感して、中世ヨーロッパの詩のなかにある「私たちのいないところで私たちのことを決めないで」という「ケアの女神クーラ」の言葉をひきながら、介護と看護を別ものとしない「ヒューマン・ケア」の考え方が大切であると応えています。 では、医学・医療が人々を主人公として尊重するとはどういうことか、このことについて、博覧強記の著者は折々の出来事、これまで出会った人々のこと、自らの実践などをまじえながら論じています。 ――終戦直後、戦災孤児と障がい者の施設「近江学園」を創設した糸賀一雄は、「この子らを世の光に」と言った。その言葉は「この子らに世の光を」ではなかった。 ――統合失調症などの当事者の活動拠点「べてるの家」で出会った言葉に、なるほど、とうなった。「昇る人生から降りる人生へ」「弱さの情報公開」「弱さを絆に」「利益のないところを大切に」。 ――癌末期の男性患者Aさんが離婚した妻のところにいる息子に会いたいと騒ぎ続けていた。息子の消息がどうしてもつかめない。あるとき困り果てた看護師が「そんなに子どもに会いたいのなら」と、Aさんを小児科病棟に連れて行った。Aさんの表情がみるみる変わった。 ――病院とは白衣に象徴される「聖性」と、感情を持つ人間がまとう「俗性」の二つが混じり合う特殊な空間だ。だからこそ病院のアイデンティティが大切になる。「何のために私たちはこの場にいるのか」という問いだ。 ――「専門のことであろうが、専門外のことであろうが、物事を自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため。たったそれだけのことです。そのために勉強するのです。」(山本義隆) 私はこの本を読みながらいつしか「患者」を「生徒」に自動変換しながら読んでいました。「医療」は「教育」とか「歴史」に置き換えながら読んでいました。私が目標とする世界がここにあると思いました。 「教育」にしても「歴史」にしても、それを職業とする人々は、自分たちを孤高の専門家(プロフェッショナル)だと思い込みがちです。しかし、「序」の対談で加藤周一は、プロとは中世ヨーロッパの専門職集団(プロフェッション)に由来するもので、彼らは先人から受け継いだ知識・技術を「世俗の権威付け」にしないこだわりをもっていたと語っています。 しなやかに考え、境界をこえて実践していくこと、そして当事者をリスペクトしながら支えていくこと。そんな実践の大切さを色平先生の著書から学びました。素敵な書物と出会った大きな喜びを味わったのでした。
第54号
「あけび通信」第54号をお届けいたします。 ○-●-○-●【新刊ご案内】著者 色平哲郎『農村医療から世界を診る 良いケアのために』○-●-○-●https://akebishobo.com/product/ruralmedicine2,200円(税込み)2022年2月1日発売(書店には2日以降並ぶ予定です)378ページISBN:978-4-87154-202-9 長野佐久で地域医療に携わりつつ、日本や世界の問題を鋭く問う十数年にわたる批評をまとめた待望の書。『日経メディカルOnline』「医のふるさと」で連載されている記事といくつかの補遺と書きおろしをまとめました。 ■推薦文「一人ひとりの顔、健康状態の把握することを大切にする農村医療は、全てが画一化されるグローバル化時代により重要性を持つ医療です。」京都精華大学学長 ウスビ・サコ「医療は地域づくり、という佐久総合病院の「伝統」は蓄積と継承あってのもの。色平さんがアップデイトした若月マインドがここにある。」東京大学名誉教授 上野千鶴子「医学・医療の主人公は、一般の人(患者)であり、医療技術者は、公正にそれに対応し行動すべきである(患者主体主義)。医学生に読ませたい一冊です。」カレーズの会理事長、医師 レシャード・カレッド「本書は「世界から中心をなくそう」と活動してきた「裸足の医者」による、民の視線からの警世の書である。」日本国際ボランティアセンター(JVC)顧問 谷山博史 ■もくじ序 メディカルリテラシーとその先Ⅰ 若月俊一生誕100周年の日にⅡ 終末期患者の「自分らしさ」とは?Ⅲ 今、思い返したい「農民とともに」の精神Ⅳ 経済格差という「毒」Ⅴ 「人間らしさ」とはいったい何なのかⅥ 認知症者の「パートナー」になれるか?Ⅶ 「アルマアタ宣言」から40年Ⅷ 「健康で文化的な最低限度の生活」とは何かⅨ 目指せ! 看護師副院長Ⅹ コロナ禍で注視される医療従事者の「専門家自治」あとがき ■著者略歴色平 哲郎(いろひら てつろう)JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長・国際保健医療科医師。1960年神奈川県生まれ。東京大学中退後、世界を放浪。京都大学医学部卒。1990年からJA長野厚生連佐久総合病院に就職。1995年、タイ政府から表彰。1998年から2008年まで南相木(みなみあいき)村国保直営診療所に出向。08年から現職。2003年、佐久文化賞受賞。2011年、ヘルシー・ソサエティ賞受賞。東京大学公衆衛生大学院非常勤講師。長野県立看護大学大学院非常勤講師。
第53号
「あけび通信」第53号をお届けいたします。今年もよろしくお願いします。この間紹介された小社の本についてお伝えいたします。 ■「鈴木天眼 反戦反骨の大アジア主義」書評 膨張する日本を監視した言論人 評者: 保阪正康 / 朝⽇新聞掲載:2022年01月08日 https://book.asahi.com/article/14517417■同じ1月8日付の西日本新聞の書評欄でも紹介されました。 『鈴木天眼 反戦反骨の大アジア主義』 高橋信雄著 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/858544■福島民友でも大きく取り上げらています。 https://twitter.com/6kR0z4uQTM24v4z/status/1466923029582454784/photo/1 ■『平和村で働いた ドイツで出会った世界の子どもたち』が紹介されています。 ヨミドクター 東ちづる 山あり谷ありダイアリー 2021年12月27日 「私を忘れないで」と泣く少女 紛争で傷ついた子どもたちの施設で…あの光景に突き動かされて https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20211222-OYTET50028/■法学館憲法研究所のサイトで紹介されています。 書籍『平和村で働いた ドイツで出会った世界の子どもたち』 http://www.jicl.jp/ronbun/backnumber/20211011.html ■日本教育新聞に書評が掲載されました。 人新世を生きる君たちへ 次の日本への教育改革 https://www.kyoiku-press.com/post-238163/ ■法学館憲法研究所のサイトで紹介されています。 書籍『自衛官と家族の心をまもる 海外派遣によるトラウマ』 http://www.jicl.jp/ronbun/backnumber/20211115.html ■『建築討論』に紹介されました。 石丸紀興・千葉桂司・矢野正和・山下和也著『原爆スラムと呼ばれたまち──ひろしま・基町相生通り』 通りだったひとつのまち(評者:藤本貴子) https://t.co/18i2rzeZh1 ■シドノスに掲載されました。 悲劇をこれ以上拡大させないために――『福島の甲状腺検査と過剰診断 子どもたちのために何ができるか』(あけび書房) 高野徹(著者)医師 https://synodos.jp/library/27503/ ■『グラムシ「未完の市民社会論」の探究ー『獄中ノート』と現代―』 イタリア文化会館のTwitterで書影付きで紹介されました。 https://twitter.com/IICTokyo/status/1465126636186071053
第52号
「あけび通信」第52号をお届けいたします。 ○-●-○-●【新刊ご案内】『グラムシ「未完の市民社会論」の探究 『獄中ノート』と現代』○-●-○-● 松田博『グラムシ「未完の市民社会論」の探究 『獄中ノート』と現代』https://akebishobo.com/product/gramsci46判/並製 196頁 1760円(本体 1600円+税)ISBN 978-4-87154-201-2 Cコード 3031 『今よみがえる丸山眞男 「開かれた社会」への政治思想入門』https://akebishobo.com/product/maruyamaとともに、日米開戦80年の12月8日発売の新刊です。 没後25年の丸山眞男論とともに、生誕130年アントニオ・グラムシの本をなんとしても年内に出せて、うれしいです。 私が大学院時代に恩師としてお世話になった松田さんのグラムシ研究の集大成だからです。 グラムシと言えば、古くは1950年代後半からの「構造改革論争」、70年代の「ユーロコミュニズム」といった「先進国革命論」ではレファレンスポイントとして重要とされていたことは、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。 そして90年代後半からは、実践的な政治論争の範疇を超えて、エドワード・サイードの知識人論やスチュワート・ホールらのカルチュラルスタディーズ、さらにはポストコロニアル論、サバルタン論などで、「社会科学の方法論」としてグラムシが注目されてきました。 日本でも1997年にイタリア文化会館で「グラムシ没後60周年記念国際シンポジウム」が開催され、http://netizen.html.xdomain.jp/INTGRA.html私も参加しましたから、この頃は多様な研究者・運動家などがそれぞれのスタンスからグラムシの意義を語る賑やかな集まりだと記憶しています。 当時は冷戦崩壊後、グラムシ含めて諸々の社会変革論について活発な発信が交わされていて、今とは全然違うなあと隔世の感は残念ながらありますね。 しかし、かつてのリバイバルのようなブームはないにしても、グラムシの思想を今日的に知ることの意義はおおいにあります。 日本では、構造改革論争の時期にトリアッティ版の『グラムシ選集』が合同出版から出されたのち、大月書店で『獄中ノート』第1巻が翻訳されてから、永らくグラムシの翻訳本はほぼなかったですが、トリアッティ版は政治的な編集だったためにグラムシのオリジナリティが正確に理解できなかったことを一定克服するよう、『獄中ノート』の校訂版が70年代に出て、さらに2009年に校訂版の限界も乗り越えるよう、完全復刻版が2009年に完成しており、完全復刻版をもとに、2000年代に松田さんは「知識人論」と「サバルタン論」のノート注解を明石書店から出されています。 さらに、現在はイタリア政府の事業として「国家版」が刊行中だということで、グラムシはイタリア国家公認の思想家であるわけです。 本書では、主に完全復刻版(フランチョーニ編)をもとに、グラムシの原典を忠実に読み説く作業を通じて、グラムシがなにと格闘し、なにを明らかにしようとしたかが解明されています。 日本ではたくさんのグラムシについての本はありますが、原典を読み込んで正確なグラムシ像を描いているかについては、松田さんを置いてはいないでしょう。 だからこそ、私は恩師でもある松田さんにグラムシの思想の今日的意義を著わしてほしかったわけです。 グラムシの思想の鍵概念は「市民社会」にありますが、本書ではそれが「ヘゲモニー」「有機的知識人」「陣地戦」「サバルタン(従属諸集団)」「受動革命」などといった概念との関連を読み説かれているとともに、日本でのマルクス主義研究とグラムシとの接点ともに、現代民主主義論の論客であるシャンタル・ムフのラディカル・デモクラシー論へも架橋するアクチュアルな考察がなされています。 ムフももともとはグラムシ研究者であり、彼女の「左派ポピュリズム論」などはグラムシの政治理論が基点にあるわけですので、現代の政治論・民主主義論をおさえるうえで、グラムシの理論を学ぶことは重要です。 しかしながら、本書を読めば分かるように、学術的には正確な事実や根拠に基づかないグラムシの歪曲があったり、現実政治の理論問題についてもグラムシを歪曲しているままのこともあります。 グラムシがスターリニズムに抵抗し、多様性を前提にした対抗ヘゲモニーの創出や、有機的知識人を生み出す政党の役割などなど、「レーニン主義」的な教条から解放されて、いわばリベラルにグラムシを読み説くことで、私たちの活きた政治実践のレファレンスポイントになるのではないか。 そうした思いも込めて、本書が日本の市民社会の活性化に寄与できればうれしい次第です。 あけび書房代表 岡林信一
第51号
「あけび通信」第51号をお届けいたします。 ○-●-○-●【新刊ご案内】『今よみがえる丸山眞男 「開かれた社会」への政治思想入門』○-●-○-● 冨田宏治、北畑淳也/著四六判 214ページ1760円(本体価格1,600円+税)ISBN978-4-87154-200-5 C3031書店では日米開戦80年の12月8日発売予定ですが、電子書籍版を昨日から先行発売し、小社でも紙書籍の注文を受け付けています。こちらからどうそ。https://akebishobo.com/product/maruyama 出版を記念して昨日、著者の北畑淳也さんが主宰するYouTubeチャンネル「哲学入門」に冨田さんとあけび書房代表の岡林も登場しました。録画がこちらから視聴できます。https://www.youtube.com/watch?v=_VYUkt8p5rg&t=2s12月8日にも同チャンネルで出版に関連して冨田さんの網野善彦論が放映されますので、ぜひこれもご視聴ください。本書の意義と構成については北畑さんの「はしがき」を、この本を出すことになった経緯は冨田宏治さんの「あとがき」をご覧ください。小社の上記サイトから立ち読みできます。 付言しますと、私がじゅんちゃんのYouTubeチャンネル「哲学入門」https://www.youtube.com/channel/UCa6oNOr1S251sHs8rile4Rwを知ったのはつい最近ですが、YouTubeでは右翼系のチャンネルが席巻している中で、リベラル系というか、ビジネス右翼をおちょくるエンタメ要素がありながら、それも個人で毎日配信してコンスタントに万単位の視聴数を続けていることに、とても素晴らしいことだなと思っている矢先に、旧知の冨田さんがこの番組に常連しているのを知って、これは本にしなくてはと思った次第です。 それも、丸山眞男です。丸山さんって、「戦後民主主義」「戦後啓蒙」「市民社会派」というカテゴライズで偉大な知識人として多大な影響を与え続けていた反面、左右から非難の対象でもあったんですよね。最近では歴史修正主義者やら極右からは、丸山は日本を全否定する「自虐史観」の典型として叩かれまくっているようですが、他方で左派的な「ポストモダン」からは、「近代主義者」と言うレッテルで誤読・歪曲で叩くことがネタのような頃もあったようで。 しかし、そういう手垢のついた丸山叩きにくみせず、かといって丸山さんを神格化せずに、その営為をまずは原典に基づきつつ彼の問題意識を内在的に理解し批評することを通じて、没後四半世紀の今、歴史的に評価しつつ今日直面する諸問題を考える一つの視座、あるいは参照点として、丸山さんの政治思想を学ぶ意義はおおいにあると思うのです。 とくに、丸山さんが「超国家主義の心理と論理」で解剖した「無責任の体系」の意味をかみしめて、今日のコロナ禍での政治家の無責任をふりかえれば、日本社会というのは戦前から、いや古くは彼の「古層=執拗低音」論のように、古代からずっと変わっていないところがあると実感するのではないでしょうか? そして本書では、<「開かれた社会」への政治思想入門>とサブタイトルをつけているように、民主主義社会の前提となる個人の尊厳や多様性が尊重さられる「開かれた社会」へと、日本が本当に「開国」していくために大事であろうことを、丸山さんの思想的営為を探りつつ、今日のラディカルデモクラシー、コミュニケーション論、公的領域=政治の復権という現代政治思想の焦眉の課題とも結びつけています。そして、「入門」としているように、丸山さんのことはもとより、政治思想や歴史的事実の基礎知識についても注釈をふんだんにつけて、初学者にも学びやすいよう、かつ、文体も平易に分かりやすくするよう努めました。 著者のお二人について、世代の大きな違いがあることも意義深いです。そして私はお二人の中間にある世代ですから、なおさら、世代的な媒介を意識しています。 冨田さんは原典に忠実に内在的な理解を徹底する丸山研究者であり、丸山さんのアクチュアリティをとても分かりやすく語れる第一人者であろうと、私は思っています。そして、北畑さんは物心ついた時には丸山さんは存命しなかったわけで、過去の丸山批判・賛美にこだわらず、若い気鋭の論客として、丸山さんの文献を今日的に自由に読み解いていらっしゃる。丸山さんをカリスマ化せず、かつ、彼の作品の奥深さを発掘する知的作業を通じて、政治学的認識から多様な現実から「可能性の束」を見出す、そうした醍醐味が本書にあろうかと考えています。 ご両人も言われているように、丸山さんは一刀両断して「食えない人」なのだ。どう料理して食えるようにして、その味わいを咀嚼するのか。そのように思考し実践するために、政治思想または政治学を学ぶことを市民の皆さんもできるような機会を広げることが大事だろう。そんな思いで、私は本書を出すにいたりました。あけび書房代表 岡林信一
