第58号
「あけび通信」第58号をお届けいたします。
○-●-○-●【新刊ご案内】冨田宏治/著『維新政治の本質 組織化されたポピュリズムの虚像と実像』○-●-○-●
定価1760円(税込み)
46判 204ページ
ISBN978-4-87154-206-7 C3031
小社に直接注文いただければ2月21日より送料無料でお届けできます。
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昨年末には冨田さんには北畑淳也さんとの共著『今よみがえる丸山眞男 「開かれた社会」への政治思想入門』を出してもらいました。
https://akebishobo.com/product/maruyama
これは冨田さんご専門の日本政治思想史の研究成果を一般市民に分かりやすく書いてもらっていて、いわば「本店」の作品ですが、今度は「夜店」というか市民としての政治的義務たる維新とのたたかいについて、参与観察による政治学的分析の本です。
日刊ゲンダイのインタビュー
冨田宏治氏が喝破「大阪で維新を支持しているのは貧困層を憎悪する中堅サラリーマン層」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298204
がかなりバズって注目されていることもあったので、
急遽、ここ7年間書きためた論考を再構成してまとめてもらいました。
ただ、「おわりに モンスター的集票マシンとどう対峙するか?」は本書書き下ろしで、
今夏の参議院選挙と来年の統一地方選挙で、維新とどう対決するか、
それもかなり大胆に踏み込んだ提案をされています。
いつもはHPで「おわりに」を立ち読みできるよう公開していますが、
本書ついてはネタバレではないですが、買って読んでもらう値うちがあるから出し惜しみします。
基本は「不寛容なポピュリズム」に対して、一致する点で共同する「寛容とリスペクトの政治」に習熟し、
「大阪市廃止」住民投票で発揮された路地裏を主戦場にした対面的政治対話を展開していく、
まさに知的道徳的な「ヘゲモニー」の実践として、
地を這うような「陣地戦」でたたかうということです。
いまや日本維新の会は世論調査の政党支持率では立憲民主党を抜いて第2党になっているのですから、
帯に書いていますように、まさに「維新政治は大阪だけの問題ではない!」です。
今夏の参議院選挙で改憲発議できる3分の2以上を与党と維新に奪われたら、いよいよ国民投票が待ち構えています。冨田さんは各地で講演活動されるそうなので、本書を普及することで、新自由主義と国家主義的改憲を食い止める力にしていきたいです。
あけび書房代表 岡林信一
【3月3日発売予定新刊】
琴天音/著『体内時計にも個体差があります』
定価 1760円(税込み)
46判 212ページ
ISBN978-4-87154-203-6 C2047
3月3日発売予定
小社に直接注文いただけます。
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【好評発売中】
色平哲郎/著『農村医療から世界を診る 良いケアのために』
https://akebishobo.com/product/ruralmedicine
定価 2200円(税込み)
46判 378ページ
ISBN:978-4-87154-202-9