■□■あけび書房協賛企画のご案内■□■ 岡真理×清末愛砂「永続的停戦、そしてパレスチナの人々の尊厳の回復を。」 『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』(大和書房) 『平和に生きる権利は国境を超える』(あけび書房)刊行イベント
■□■あけび書房協賛企画のご案内■□■
岡真理×清末愛砂「永続的停戦、そしてパレスチナの人々の尊厳の回復を。」
『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』(大和書房)
『平和に生きる権利は国境を超える』(あけび書房)刊行イベント
開始時間 2024年2月6日(火)14:00~
会 場 本屋B&B オンライン
要事前申し込み制 お申し込み先・詳細は https://bb240206b.peatix.com/
※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(1ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
※岡真理さんは会場、清末愛砂さんは北海道からオンラインでご登壇いただきます。
ジャーナリズムは戦争といった問題が起きてのちはじめて、それらの問題が生起する社会について伝える。だが、大切なのは、そうした出来事すべてに先立って、人々がどのようにその生を営んできたか、何を愛し、何を慈しみ、何を大切にして生きてきたか、そうした生の具体的な細部ではないだろうか。それを知らなければ、私たちは、戦争や占領が、彼、彼女らからいったい何を奪い、何を破壊したのかを真に知ることもできない。そして、戦争や占領が人間からいったい何を奪い、何を破壊したのかを真に知らないままに唱えられる「反戦」や「平和」は、それがどれだけ正しくても、抽象的なお題目にとどまるだろう。
記号に還元されない、人間が生きる具体的な生の諸相を描き、私たちの人間的想像力と他者に対する共感を喚起するもの、そのひとつが文学作品であるとすれば、冒頭のサルトルの問いに対する答えのひとつがここにあるのではないか。
ー冒頭、「かつてサルトルは、アフリカで子供が飢えているときに文学に何ができるかと問うた」に対して。
《岡真理『棗椰子の木陰で』(青土社)p.12より》
1948年、イスラエルが建国され、その過程で多くのパレスチナ人は虐殺され、元から住んでいた人々は追放されました。そして2007年からはイスラエルによるガザの軍事封鎖により、「天井のない監獄」と呼ばれるように、ガザに住む人々はほとんどガザから出られない状況が続いてきました。人だけではなく物資にも厳しい制限が課せられ、生活を適切に維持するインフラの稼働まで損なわれてきたのです。(参照:猫塚義夫、清末愛砂『平和に生きる権利は国境を超える』(あけび書房))
そして2023年10月7日。ハマースの急襲攻撃に対し、イスラエルによるガザへのジェノサイド攻撃が始まりました。もう4ヶ月が経とうとしていますが、たった今も人々は殺され、居場所を破壊され続けています。しかし、パレスチナの人々の苦しみは、昨年始まったわけではありません。
この状況に対し、二冊の本が緊急出版されました。一冊目は冒頭の『棗椰子の木陰で』の著者である岡真理さんの『ガザとは何か』。昨年の10月、京都大学で行われたガザに関する緊急学習会と早稲田大学で行われた緊急セミナーの内容を書籍化した一冊です。そしてもう一冊は、憲法研究者として子ども支援活動やアフガニスタンの女性団体との連帯活動に従事してきた清末愛砂さんと、パレススチナで長年医療支援活動に携わってきた猫塚義夫さんの共著『平和に生きる権利は国境を超える』です。
本屋B&Bでは、この二冊の本を基にお話しいただくトークイベントを開催します。
永続的停戦、そしてパレスチナの人々の尊厳の回復を。人間の営みに対する想像力を守る本屋という場所で願います。
※本イベントの売上に伴う登壇者へお渡しする謝礼は、岡真理さんと清末愛砂さんのご活動に対する支援にもなります。