目次
第1章 社会福祉をどうとらえるか-より人間的な社会福祉であるために
1 第二次世界大戦後の社会福祉の到達点
2 社会福祉のいまを考える視点
3 社会福祉はどうあるべきか
第2章 新自由主義の福祉政策とはなにか-福祉“ビッグバン”のゆくえと国民の社会福祉権
はじめに-新自由主義をめぐる世界的潮流とわが国の動向
1 新自由主義の人間観・福祉観
2 新自由主義の具体的な政策展開-アメリカの場合
3 社会福祉基礎構造改革にみる新自由主義的政策
まとめにかえて-新自由主義の具体的展開とこの国の福祉のゆくえ
第3章 介護保険と福祉のビジネス化-福祉の契約化・商品化はなにをもたらすか
はじめに-福祉のビジネス化は高齢者福祉をどう変えるか
1 介護保険制度と高齢者福祉政策の展開
2 介護保険法における直接契約制度の問題点
3 基礎構造改革の第一段階としての八法「改正」
4 新自由主義の社会福祉像-この国の福祉のゆくえ
第4章 「社会福祉法」は何をどう変えるのか-社会福祉事業法等「改正」の基本的なねらい
1 法改正のねらい
2 社会福祉事業法から社会福祉法へ
3 障害者福祉サービスの利用制度化と支援費支給システム
4 社会福祉における「基礎構造」とはなにか
5 措置制度と契約制度の基本的なちがい
6 契約制度化にともなう問題点
7 もうひとつの隠された落とし穴
8 社会福祉法の基本構造の問題点
9 社会福祉法成立後の課題を考える
10 市場原理は真の社会連帯を阻害する
11 いのちとくらしを守る国・自治体の責任は
第5章 新自由主義と社会福祉実践のゆくえ-福祉の市場化は現場実践にいかなる影響を与えるか
はじめに-基礎構造改革は福祉実践をどこに導くか
1 福祉の市場化とはなにか
2 社会福祉実践の二面性
3 社会福祉分野にみる市場化による福祉実践の変容
4 社会福祉実践の変革のために
まとめにかえて-誰のために、何をするかを問い続ける実践を
資料編
資料① 社会福祉事業法改正内容新旧対照表(抜粋)
資料② 身体障害者福祉法改正内容新旧対照表(抜粋)
資料③ 児童福祉法改正内容新旧対照表(抜粋)