目次
プロローグ
第1章 社会保障のあゆみと運動の歴史 -21世紀への展望と確信のために 芝田 英昭 はじめに
1 社会保障前史
2 社会保障へのあゆみ
3 第二次世界大戦後の社会保障の発展
第2章 社会福祉法成立がもたらすもの
-福祉の市場化と公的責任の放棄 芝田英昭
はじめに
1 社会福祉基礎構造改革の狙うもの
2 社会福祉基礎構造改革と社会福祉のあり方の変容
3 社会福祉における公的責任の放棄
4 社会福祉における公的責任とは何か
5 公的責任を踏襲した社会福祉改革の視座
第3章 迷走する介護保険とその展望 -介護老人福祉施設の現場からの問題提起 田邊隆聖 はじめに
1 公的介護保険の本質的問題点
2 介護老人福祉施設運営の現状と課題
3 高齢者福祉の再生に向けて
おわりに
第4章 年金の変質経緯とその将来像 -年金改正法の成立とその問題点 戸嶋哲也 はじめに
1 国民年金、厚生年金の問題点
2 確定拠出型年金「401k」の問題点
3 公的年金制度の課題
おわりに-公的年金の給付水準と「老人金持ち論」
第5章 高齢者医療構造改革のあるべき姿 -是正されるべき構造は何か 江本淳 はじめに
1 高齢者医療保障のあゆみ
2 介護保険と高齢者医療保険
3 高齢者医療保障の観点
おわりに
第6章 社会保障の財源を考える
-消費税の福祉目的税化を批判する
はじめに
1 消費税はなぜ導入されたのか
2 消費税率アップと福祉目的税への道程
3 消費税の福祉目的税化の狙い
4 社会保障の財源
第7章 福祉国家再生へのプログラム
-「社会保障の統合化と新社会保障構想」私案
はじめに
1 福祉国家破壊の具体化
2 新しい社会保障制度の枠組み
エピローグ