税が拡げる格差と貧困

著者・編者浦野広明/著

―日本版タックスヘイブンVS庶民大増税

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商品情報

発売日
サイズ・ページ数 A5判/128頁
ISBN 978-4-87154-141-1

目次

はじめに

1章 税負担と使途の原則
税負担の権利(応能負担原則)
税の使途に関する権利(全税が福祉社会保障目的税)

2章 不公正な税制
多国籍企業と消費税
安倍政権の税制改定
大企業優遇税制
金持ち優遇と庶民増税

3章 国民生活を破壊する消費税
シャウプ税制は直接税中心
直接税中心の体系を崩した新自由主義

4章 適正課税で財源捻出
適正課税への不断の闘争
生存権の確保
所得再分配と累進税率
国の会計
財政政策のあり方
所得課税中心の総合累進課税

5章 税務行政の改革
番号制(マイナンバー)への対応
税理士の役割向上
差押禁止財産と簿記の仕訳
倉敷民商事件
税務調査の要点
東電の福島原発事故賠償金課税問題の検討
宗教法人の租税問題

6章 税制を変える
憲法を念頭に置く
みせかけの合意と対抗
社会保障の充実という宣伝にだまされない
消費税の輸出戻し税
超インフレを許さない
軍事費増強から社会保障費増強へ
栄枯盛衰は世の習い


あとがき

著者略歴

1964年中央大学経済学部卒業、立教大学経済学部講師、早稲田大学社会科学部講師、日本大学法学部講師、日本大学法学部通信教育部講師、立正大学法学部教授、立正大学大学院法学研究科教授を経て、現在、立正大学法学部客員教授(税法学)、日本民主法律家協会副理事長、日本租税理論学会理事、税理士(東京税理士会所属・池袋経理事務所所長)。
衆議院予算委員会中央公聴会公述人(2012年)。
〈税理士試験合格科目=簿記論・財務諸表論・法人税法・所得税法・相続税法〉
【主な著書】
『現代家庭の法律読本 家庭は変わる』(岩波書店・共著)、『朝日現代用語 知恵蔵』(朝日新聞社、税金の項目。1990年〔創刊号〕から2007年〔終刊号〕まで連続毎年執筆)、『税民投票で日本が変わる』(新日本出版社)、『会計学中辞典』(青木書店・共著)、『渡辺洋三先生追悼論集・日本社会と法律学』(日本評論社・共著)、『反貧困の学校』(明石書店・共著)、『日本税制の総点検』(勁草書房・共著)、『日本語きほん帳』(朝日新聞社・共著)、『税務行政における予防法学の実践』(成文堂)、『税金百名言』(中央経済社・共著)、『アベノミクスと日本の論点』(農文協ブックレット・共著)など多数。
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