魂に蒔かれた種子は

著者・編者戸崎賢二/著

―NHKディレクター・仕事・人生
NHKでディレクターとして数々のドキュメンタリー番組を制作してきた筆者が、ジャーナリズムの在り方、様々な出会い、半生を熱く、鋭く、穏やかに見つめ、綴る珠玉のエッセイ集。
筆者は本書「はじめに」よりでこう記します。
「私は一貫してディレクター職として働きました。(中略)NHKの一般的なディレクターが、何を考え、どのような仕事をしてきたのか、NHKで働く人間に興味を持たれる視聴者の方には、その理解の一助にでもなれば幸いと考えています」

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商品情報

発売日
サイズ・ページ数 四六判/208頁
ISBN 978-4-87154-184-8

目次

はじめに
ディレクターの仕事
大岡先生の思い出
「良い先生」の話
夢中歩行―ディレクタ―日記抄(1996年2月~4月)
テレビ・映像表現に関する覚書
教育を問い直す
魂に蒔かれた種子―哲学者・林竹二ノートより
授業の中で青年と出会うということ
キャンパスの日々から―2004年春
記憶の淵より
長良川が揺籃だった―小学校時代
マルクス・方丈記・小林多喜二との出会い―高校1年生
いのちにふれる日々
妻、くも膜下出血で倒れる

著者略歴

戸崎 賢二(とざき けんじ)

1939年生まれ。岐阜市出身。名古屋大学法学部政治学科卒。
1962年NHK入社。1999年定年退職までディレクターとして教育・教養番組の制作に従事。
2002年~2009年、愛知東邦大学教授(メディア論)。現在、放送を語る会運営委員。

著書:『NHKが危ない!』(2014年、あけび書房・共著)
論文:「放送の自律と責任を求めて」(『NHK番組改変裁判記録集』解説・日本評論社、2010年)、「NHKへの政治介入疑惑とテレビ制作者の権利」(東邦学誌35巻第2号、2006年)、「テレビ番組における取材対象者の権利について~『NHK裁判』最高裁判決を批判する」(東邦学誌37巻第2号、2008年)、「『NHK番組改変事件』と『編集権』」(立命館産業社会論集45巻2号、2009年)ほか多数。
担当番組から(1980年前後~退職まで)
「NHK文化シリーズ・文学への招待」(宮沢賢治・石川啄木・高見順・与謝野晶子・長塚節・小川未明などのシリーズ担当)、「NHK文化シリーズ・美をさぐる」(絵本・野外彫刻・西洋館ほか)。NHK教養セミナー証言現代史(「丸岡秀子」「都留重人」)、NHK教養セミナー終戦記念日特集「大岡昇平・時代への発言」、ETV8「授業巡礼~哲学者林竹二が残したもの」
1990年代、NHK市民大学「田中正造~民衆から見た近代史」ほか、中学・高校向け歴史・地理教育番組・教育情報番組「教育トゥデイ」など担当。
長期取材ドキュメンタリー「若き教師たちへ」「教師誕生」「土に学びこころを耕す~今西祐行農業小学校の記」「浜之郷小学校の一年」など。

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