著者略歴
上脇 博之(かみわき ひろし)
1958 年鹿児島県霧島市生まれ。関西大学法学部卒業、神戸大学大学院法学研究科博士課程
後期課程単位取得。北九州市立大学法学部講師・助教授・教授、神戸学院大学大学院実務法
学研究科教授を経て、2015 年4月から同大学法学部教授。専門は憲法学。「政治資金オンブ
ズマン」共同代表、「国有地低額譲渡の真相解明を求める弁護士・研究者の会」「政府の公文
書のあり方を問う弁護士・研究者の会」「『桜を見る会』を追及する法律家の会」各会員、公
益財団法人「政治資金センター」理事など。
阪口 徳雄(さかぐち とくお)
1942 年生まれ。大阪府岸和田市出身。大阪市立大学法学部卒。大企業の違法行為を追及す
る株主オンブズマンを設立。国会議員の政治とカネ問題を政治資金規正法違反などで告発
する政治資金オンブズマンの共同代表。告発した国会議員は 50 名を超える。政府の公文書
のあり方を法的手段を活用して政権、官僚たちの非常識を市民の目線で裁くことが残りの
人生の課題。『司法はこれでいいのか。 ― 裁判官任官拒否・修習生罷免から 50 年』(共著、
現代書館)において、著者の経歴は詳しい。
前川 喜平(まえかわ きへい)
1955 年奈良県生まれ。1979 年東京大学法学部卒業、文部省に入省。文部大臣秘書官、大臣
官房長、初等中等教育局長、文部科学審議官などを経て、2016 年文部科学事務次官。2017
年退官。現在、現代教育行政研究会代表、日本大学文理学部非常勤講師。福島市と厚木市で
自主夜間中学のスタッフも務める。著書に『面従腹背』(毎日新聞出版)、『前川喜平「官」
を語る』(宝島社)、『官僚の本分』(共著、かもがわ出版)、『この国の「公共」はどこへゆく』
(共著、花伝社)など。
小野寺 義象(おのでら よしかた)
1955 年宮城県気仙沼市生まれ。早稲田大学法学部卒業。1988 年弁護士登録:仙台弁護士会
所属(一番町法律事務所)。宮城憲法会議幹事長、自由法曹団宮城県支部支部長、自衛隊の
国民監視差止訴訟(国賠勝訴)弁護団事務局長、年金減額違憲訴訟、トンネルじん肺根絶訴
訟、建設アスベスト訴訟、南スーダンPKO違憲訴訟などに関与。「桜を見る会」を追及す
る法律家の会事務局長、「桜を見る会」を追及する弁護士の会共同代表。
石戸谷 豊(いしとや ゆたか)
1976 年に弁護士登録し(神奈川県弁護士会)、薬害のスモン訴訟を契機として消費者問題に
入り、その後は投資取引被害の救済や法制度の改善などを始めとする消費者問題に取り組
んでいる。日本弁護士連合会では消費者問題対策委員会委員長、国の関係では内閣府消費者
委員会委員(委員長代理)などを歴任。現在、全国ジャパンライフ被害弁護団連絡会代表。
主な共著として、『新・金融商品取引法ハンドブック(第4版)』(日本評論社)、『特定商取
引法ハンドブック(第6版)』(日本評論社)。
岡田 正則(おかだ まさのり)
早稲田大学法学部卒、同大学院法学研究科単位取得退学。博士(法学・早稲田大学)。金沢
大学講師・助教授、南山大学教授を経て、現在、早稲田大学法学学術院教授(早稲田大学比
較法研究所長、法学学術院副学術院長)。日本学術会議連携会員。専門は、行政法学。主な
著書として、『国の不法行為責任と公権力の概念史』(弘文堂、2013 年)、『判例から考える
行政救済法[第2版]』(共著、日本評論社、2019 年)、『法の支配と法治主義』(編訳、成文
堂、2020 年)。
松宮 孝明(まつみや たかあき)
1958 年 3 月滋賀県生れ。京都大学法学部卒業、京都大学大学院法学研究科学修退学。京都
大学助手、南山大学法学部専任講師、立命館大学法学部助教授、同教授を経て、現在、立命
館大学法科大学院教授。2008 年から 2020 年まで日本学術会議連携会員。主著として、『過
失犯論の現代的課題』(成文堂、2004 年)、『刑法総論講義(第 5 版補訂版)』(成文堂、2018
年)、『刑法各論講義(第 5 版)』(日本評論社、2018 年)、『先端刑法総論』(日本評論社、
2019 年)、『「共謀罪」を問う』(法律文化社、2017 年)など。