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ここまできた小選挙区制の弊害
ここまできた小選挙区制の弊害
著者・編者
:
上脇 博之/著
―アベ「独裁」政権誕生の元凶を廃止しよう
選挙制度研究の第一人者が日本の選挙制度のとんでもなさを分かりやすく解明します。自公両党の得票率は50%未満なのに、議席「3分の2」を獲得するカラクリを徹底分析。そして、膨大な死票、投票率低迷…。それらの元凶の小選挙区制…。「政治改革のために」「政権交代がしやすいために」との口実で導入された小選挙区制が、全くのウソであったことを詳しく整理します。
世界の多くは比例代表制です。「今こそ憲法違反の小選挙区制を廃止して、民意を最大限に尊重する完全比例代表制に!」と強く訴えます。分かりやすさ抜群。図表多。
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商品情報
発売日
2018年2月1日
サイズ・ページ数
A5判/104頁
ISBN
978-4-87154-158-9
目次
はじめに
第1章 ● 衆参の選挙制度の仕組み
国民主権主義、選挙権、被選挙権
議員定数と選挙制度
衆議院の選挙制度の仕組み
参議院の選挙制度
第2章 ● 衆院小選挙区選挙と参院選挙区選挙の問題点
小選挙区での膨大な死票と低い投票率
小選挙区選挙による「虚構の上げ底政権」
二院制と矛盾する選挙結果
民意を歪曲する参議院選挙区選挙
逆転現象の危険性
政権交代を阻んできた小選挙区制
第3章 ● 立憲主義・民意の蹂躙、国民生活の破壊
保守二大政党化画策の失敗と民意の多党状態
自民党のバブルな政治資金と「政治とカネ」問題
立憲主義と民意の蹂躙
格差社会を生み出した「聖域なき構造改革」
第4章 ● 憲法が禁止・要請している選挙制度
「国会の自由裁量」論は間違い
選挙制度についての憲法要請
憲法の要請に反する選挙制度と充足する選挙制度
供託金制度、立候補制限の問題
第5章 ● 議員定数削減と改憲論への批判、選挙制度改革私案
保守政党が議員定数削減を叫ぶ理由
国会議員は少なすぎる
見直しを求める世論
どのような比例代表制がいいのか
ベターな選挙制度改革案
選挙制度の改憲論への批判
あとがき
著者略歴
上脇 博之(かみわき ひろし)
1958年、鹿児島県生まれ。
関西大学法学部卒業。神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得。
日本学術振興会特別研究員、北九州市立大学法学部講師・助教授・教授、神戸学院大学大学院実務法学研究科教授を経て、2015年から同大学法学部教授。専門は憲法学。
憲法運動、市民運動の分野では現在、「憲法改悪阻止兵庫県各界連絡会議」事務局長、「政治資金オンブズマン」共同代表、公益財団法人「政治資金センター」理事など。著書多数。
価格
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(本体価格:¥1200)
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