イカイノ物語 マルセ太郎傑作喜劇選

著者・編者マルセ太郎


出版社からのお知らせ

喜劇とは…愛なんだ
「思考する芸人」の人生賛歌3作品

マルセはかねがね「芝居は俳優だ」と言っていた。 俳優を見せることであり、観客もまた俳優を楽しんでいるのだ。 特に喜劇はそうだと確信していると。 カーテンコールでは毎回出演者への賛辞を惜しまなかっ

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商品情報

発売日
サイズ・ページ数 46判並製 312
ISBN 978-4-87154-288-3

目次

花咲く家の物語
イカイノ物語
春 雷
マルセ太郎の「台本」(梨花)

推薦

マルセは読んでもすごい!
「マルセ太郎の語りを聞いていて常に思うことは、ああこの人は当たり前のことをいっているだけだ、という納得である」
推薦 山田洋二(映画監督)

著者略歴

1933年、大阪・猪飼野に生まれる。1954年、新劇俳優を志して上京。芸名の由来でもあるマルセル・マルソーの舞台を見て感動。1957年、日劇ミュージックホールでパントマイムを演じてデビュー。その後、浅草松竹演芸場や全国各地のキャバレーなどをまわって芸を磨く。1980年(申年)には、持ちネタの一つであるサルの形態模写で注目を浴びる。
 1985年、映画をひとりで語って演じる独創的な映画再現芸、「スクリーンのない映画館」を開拓(『泥の河』『生きる』『息子』ほか)。さらに実在の人物を語る立体講談など、話芸の領域を広げる。
 1993年、マルセカンパニーを率いて喜劇『黄昏に踊る』を発表。以降、『つるかめ荘は今日もワルツ』『枯れない人々』『真夏の夜の哀しみ』(改訂版『北の宿にハトが泣く』)『花咲く家の物語』『役者の仕事 パパが白塗りでやってくる』『イカイノ物語』『春雷』を作・演出・出演。老人ホーム、離婚調停、芸人の通夜、障がい者のグループホーム、大衆演劇一座、在日朝鮮人一家、ホスピスを題材とした喜劇で好評を博する。
 2001年他界。
 著書に『芸人魂』『奇病の人』、関連書籍に『マルセ太郎 記憶は弱者にあり―喜劇・人権・日本を語る』(森正編著)『写真集「芸人マルセ太郎」』(角田武撮影・武居智子編著)『まるまる一冊マルセ太郎』(マルセ太郎・山田洋次・矢野誠一・永六輔他)『マルセ太郎読本―芸と魂・舞台裏・人間を語る』(「マルセ太郎読本」刊行委員会編)『マルセを生きる!―芸人マルセ太郎に魅入られた人たち』(梨花/「マルセを生きる!」刊行委員会編)など。
価格 ¥3,000
(本体価格:¥2727)
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