目次
はじめに この本は何を訴えたいのか
第1部 なぜ共産党は国政レベルで取るに足らない政党になったのか
1 戦後なぜ社会党・共産党は前進し、90年代から後退したのか
⑴戦後、社会党や共産党が前進した3つの要因
⑵社会党や共産党が後退した3つの問題
⑶共産党固有の問題
⑷松竹伸幸氏と私・鈴木元を除名、神谷貴之氏を除籍、大山奈々子氏にパワハラ
⑸民主集中制と分派禁止を放棄したイタリアとフランスの共産党
⑹民主集中制と分派
⑺宮本・不破・志位氏らによる間違った社会主義論
⑻国民の要求運動・要求組織の軽視
⑼異なる意見を排撃し運動の分裂を合理化
2 選挙での後退を認めず党勢拡大の繰り返しで疲弊
⑴沖縄県議選、東京都知事選・都議補選の総括なし
⑵抜本的な再生に取り組まず自滅への道を進む
⑶敗北の責任を明確にしない志位指導部
⑷総選挙後の都道府県委員長会議で本質問題に触れない無責任な報告
⑸総選挙総括がないままに都道府県委員長会議を招集した不可解さ
3 党勢と選挙
第2部 志位和夫氏の「共産主義=自由論」批判
1 志位氏の根本的な認識のずれ
⑴世界的に社会主義への志向が強まっているのか
⑵「民主連合政府の樹立」でさえ100年先のこと
⑶社会主義の優位性の破綻
⑷「社会主義=自由論」を「自由時間論」に限定する誤り
⑸党内で自由と民主主義がないのに自由論を語る資格はない
⑹社会主義への移行は「発達した資本主義からが大道」と説く
2 世界情勢の認識がずれている志位氏のヨーロッパ訪問報告
⑴「闘ってこそ事は開かれる」ならば自らはどうだったか
⑵180年前のマルクスの革命論をおしゃべりしているだけ
3 志位氏のアジア政党国際会議報告の欠落と誤り
⑴トランプのトも習近平の習もない
⑵中国が許容する範囲の共同宣言
⑶外交と軍事抑制を二律背反的に扱い「対話と包括で平和」だけに終始
⑷限りなく中国の従属下に置かれているカンボジア・ラオスの現実
第3部 克服の方向と「革新・共同党宣言」(試論)
1 改革・克服の方向
⑴基本方向
2 連合時代の政党のあり方
⑴政策は相対的選択であって真理ではない
⑵政党間連合で自党への帰属性・政策的確信が緩やかに
⑶要求別政党発足の可能性
3 処分細則の制定、分派禁止規定の削除、一方的な除籍手続きの再検討
⑴処分細則の制定
⑵分派禁止の廃止、政策グループの容認
⑶不当な除籍を認めない
⑷「党生活確立の3原則」の見直し
⑸国民の政治参加としての入党の勧め
4 政党名と政党助成金
⑴政党名
⑵政党助成金
5 党改革と新党結成の難しさ
6 「革新・共同党宣言」試論
⑴はじめに
⑵綱領(骨子)
⑶規約 党内外に開かれた自由でフランクな党づくりを進めるために
おわりに
追記① 第4回中央委員会総会における田村委員長の「報告」について
⑴結局、選挙総括は深められず、野党共闘の提起はなかった
⑵展望なき参議院選挙の目標
⑶いくつかのわけのわからない方針
追記②