著者略歴
宮子 あずさ(みやこ あずさ)
1963年生まれ。大学を中退し看護専門学校に入学。1987年から看護師。東京厚生年金病院(現JCHO東京新宿メディカルセンター)に22年間勤務し、内科、精神科、緩和ケア科などを経験。看護師長も7年務めた。2009年から精神科病院に勤務。勤務の傍らコラムなどを執筆。2013年東京女子医科大学大学院博士後期課程修了。博士(看護学)。『看護師という生き方』(ちくまプリマー新書)、『看護婦だからできること』(集英社文庫)他著書多数。
西郷 南海子(さいごう みなこ)
1987年生まれ、鎌倉市育ち。日本学術振興会特別研究員PD。専門は教育哲学。京都大学に通いながら3人の子どもを出産し、博士号(教育学)を取得。地元の公立小学校のPTA会長も5年間務めている。単著に、民主主義と芸術の関係を大恐慌時代のアメリカを舞台に考察した『デューイと「生活としての芸術」―戦間期アメリカの教育哲学と実践』(京都大学学術出版会)。
和田 静香(わだ しずか)
1965年千葉県生まれ。音楽評論家の湯川れい子氏のアシスタントを経てフリーの音楽ライターに。その後、おすもうや、自身のアルバイト迷走人生など幅広く書くように。人生ひたすらライター業。主な著書に『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』(左右社)、『世界のおすもうさん』(共著・岩波書店)、『東京ロック・バー物語』(シンコーミュージック)などがある。
小林 節(こばやし・せつ)
慶應大学名誉教授(憲法学)、弁護士。1949年、東京生まれ。1972年、慶應大学法学部卒。1989年、法学博士(慶應大学)、2002年、名誉博士(モンゴル、オトゥゴンテンゲル大学)。アメリカ、ハーバード大学ロー・スクール客員研究員(1977―79年)等を経て、1989―2014年、慶應大学教授。その間、中国、北京大招聘教授(1994年)、ハーバード大ケネディ・スクール研究員(1979年)等を兼務。
五野井 郁夫(ごのい いくお)
政治学者・国際政治学者、高千穂大学経営学部教授。1979年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会学専攻博士課程修了、博士(学術)。日本学術振興会特別研究員(DCI、PD)、立教大学法学部助教を経て現職。専門は民主主義論・国際秩序論。著書に『「デモ」とは何か 変貌する直接民主主義』(NHKブックス)、共編著に『リベラル再起動のために』(毎日新聞出版)など、共訳にウィリアム・コノリー『プルーラリズム』(岩波書店)など。「立憲デモクラシーの会」呼びかけ人も務める。
松竹 伸幸(まつたけ のぶゆき)
編集者・ジャーナリスト、日本平和学会会員(専門は日本外交と安全保障)、自衛隊を活かす会(代表:柳澤協二)事務局長。一橋大社会学部卒、民主青年同盟国際部長、日本共産党安保外交部長などを歴任。著書に『不破哲三氏への手紙︱日本共産党をあなたが夢見た21世紀型に』(宝島社新書)、『シン・日本共産党宣言︱ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』(文春新書)、『〈全条項分析〉日米地位協定の真実』(集英社新書)など。
堀 有伸(ほり ありのぶ)
1972年に東京都にて出生。1997年に東京大学医学部を卒業して精神科医となり、首都圏の大学病院・精神科病院・総合病院精神科などに勤務した。2011年の東日本大震災・原発事故をきっかけに2012年から福島県南相馬市に移住し、2016年に同地でほりメンタルクリニックを開業した。著書に『日本的ナルシシズムの罪』(新潮社)、『荒野の精神医学』(遠見書房)、『ナルシシズムから考える日本の近代と現在』(あけび書房)など。
醍醐 聰(だいご さとし)
1946年生まれ。1970年、京都大学経済学部卒。2010年、東京大学経済学部退職。現在、東京大学名誉教授。専攻は会計学。著書に『日本の企業会計』(東京大学出版会)、『消費増税の大罪』(共著・柏書房)など。日本租税理論学会他。物価安定政策会議委員、公認会計士試験第二次試験委員、総務省情報通信審議会委員、税務大学校客員教授を歴任。
碓井 敏正(うすい としまさ)
1946年東京都生まれ。専門は権利論、正義論など社会哲学。京都大学文学部卒業、京都大学大学院博士課程哲学専攻修了。京都橘大学名誉教授、大学評価学会顧問、福祉法人理事長。著書に『戦後民主主義と人権の現在』(部落問題研究所)、『現代正義論』(青木書店)、『グローバル・ガバナンスの時代へ』(大月書店)、『グローバリゼーションの権利論』(明石書店)、『格差とイデオロギー』(大月書店)、『成熟社会における組織と人間』(花伝社)など。
松尾 匡(まつお ただす)
1992年神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。1992年久留米大学に奉職。2008年立命館大学教授・現在に至る。著書に『近代の復権』(晃洋書房)、『不況は人災です』(筑摩書房)、『ケインズの逆襲ハイエクの慧眼』『自由のジレンマを解く』(PHP研究所)、『新しい左翼入門』(講談社)、『この経済政策が民主主義を救う』(大月書店)、『そろそろ左派は≲経済≳を語ろう』(共著・亜紀書房)、『左翼の逆襲』(講談社)、『コロナショック・ドクトリン』(論創社)など。