破綻と格差をなくす財政改革

著者・編者田島代支宣/著

―アベノミクスの弊害からの再生のために
アベノミクスを金融論の基礎から徹底分析する。そして、破綻と格差のひどすぎる現状とその根本原因を改めて整理し、改革方策を提起する。理論的かつ実証的にアベノミクス、日銀政策などを分かりやすく分析し、財政改革方策を記した画期的な一冊。

【本書「まえがき」から抜粋】

はじめに、ケインズやマスグレイブによる財政金融論により、アベノミクスを考え、次に現役世代人口減少社会を分析する。・・(中略)・・
企業本位でなく、国民本位の財政運営をする。労働法制を改め、法人税収、所得税収も高める。不要不急の支出を減らす。・・(中略)・・
日銀による財政ファイナンスも安易な成長論であり、・・(中略)・・

出版社からのお知らせ

電子書籍

Kindle

honto

楽天Kobo

COCORO BOOKS

商品情報

発売日
サイズ・ページ数 四六判/192頁
ISBN 978-4-87154-149-7

目次

はじめに

1章 ケインズ財政金融論からのアベノミクス
1 ケインズ財政金融論
2 アベノミクス批判
  不況の正体
  異次元の金融緩和
  金利の低下
3 マイナス金利
4 公共投資

2章 生産年齢人口減少と労働法制
1 生産年齢人口減少
2 消費減少による不況
3 不況の解決策
4 非正規雇用
  正規職員、非正規職員
  労働法制の改悪
5 格差と貧困
  富裕層と貧困層
  ワーキングプアの拡大
  社会保険
  格差の拡大

3章 法人税、所得税、消費税と赤字・格差
1 法人税
  法人税の仕組み
  財政赤字との関係
  経済格差との関係
2 所得税
  所得税の仕組み
  一般的問題点
  経済格差
  財政赤字との関係
3 消費税
  消費税の仕組み
  消費税の問題点
  消費税と格差
  消費税と主要税収等の推移(あらまし)
4 消費増税論の根拠の検討

4章 財政赤字とその要因
1 財政赤字の一般的状況
2 部門毎の財政収支
3 経済状況と成長による財政再建
4 公共事業
  拡大する事業費
  非効率な公共事業
5 企業本位の財政運営
  法人税、所得税の減税
  企業本位の経済政策
  労働法制

5章 格差と赤字をなくす改革
1 基本的考え方
2 税制改革
  所得税
  法人税
  消費税
3 格差を是正する
  労働者派遣法の改正
  格差をなくす
  社会保障の拡充
  少子化・貧困対策
4 特別会計の抜本的見直し
5 国民本位の財政改革

主要参考図書

著者略歴

田島代支宣(たじま よしのぶ)

1940年東京都生まれ。
東京都立大学卒業、元水資源開発公団勤務。
【主な著書】
『水と土と森の収奪』海鳥社 1997 年
『水とエネルギーの循環経済学』海鳥社 2001 年
『九州からの邪馬台国、倭国、日本国』梓書院 2011 年
『原発廃炉と破綻をさける財政改革』海鳥社 2014 年
『九州からの邪馬台国と近畿王国そして日本国の始まり』海鳥社 2016 年
価格 ¥1,760
(本体価格:¥1600)
【送料無料】
在庫状況:在庫あり。