病院で子どもが輝いた日 増補改訂版

著者・編者斉藤淑子・坂上和子/著

ひろがれ! 入院児保育
入院生活で小児がんや白血病などの難病と闘う子供たち。
彼らにとっての大きな楽しみは、週に1、2度やって来る遊びのボランティアさん達。
その遊びの時間を楽しみに、つらい治療に耐える子供たち…。
難病児のための病院内保育の大切さ、そこでの子供たちのいきいきした姿を、白血病児の母親と遊びのボランティアさんが全国の読者に訴える話題と感動の書。

大田尭・元日本教育学会会長、鴨下重彦・国立国際医療センター院長、茂木俊彦・全国障害者問題研究会委員長ほか推薦。

商品情報

発売日
サイズ・ページ数 四六判・240頁
ISBN 978-4-87154-055-1

目次

1章 手記●次男幸彦との歩み
がんと闘いながらも、子どもらしく  斉藤淑子

幸彦誕生/ 突然の発病/ やはり、恐れていたことが…/
あわただしい入院/ 小児病棟の日々/
手術、そしてがん宣告/ 子どもががんと闘うということ/
ベッドの上はスモールワールド/ 放射線治療の開始/
つづいての化学治療/ 副作用とストレスとの闘い/
トンネルを抜けるまで/ 退院、再び保育園へ/
再び切り取られた空を見つめて/ 時計を早送りにできたなら/
プレイルームと学習室はオアシス/ 強力な助っ人たち/
すてきな友だち、のり君との出会い/ のり君と学校/
どろんこと太陽の世界/ 緑の風の中を小さな車椅子にのって/
すてきな子どもの時間を原動力に/ 突然の永訣/ 喪失からの出発

2章 レポート●難病の子どもの発達保障
せんせ~い、あそんでね!  坂上和子

長岡由記ちゃんの保育
由記ちゃんのお友達
弓田元哉君の保育
丸林亮介君の保育
グリーフ・ケア

3章 座談●難病児とその家族のQOLを考える
難病と闘う子どもにこそ保育を
近藤博子・斉藤淑子・坂上和子・谷川弘治・細谷亮太・萬谷耕造
変わる親の意識
高まる病棟保育士への関心
変化を迫られる病気の子どもへの教育のありかた
入院児保育に求められるもの
普通の生活ができることの意義
遊びのボランティアの広がり
サポート・ネットワークの一層の広がりを
価格 ¥1,760
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