真の公的介護保障めざして

著者・編者日本福祉大学社会福祉学会/編

介護保険はその内容に多くの重大な欠陥を抱えており、すでに多くの論者から厳しい批判を浴びている。このままでは「保険料負担あって介護なし」とさえ言われているのである。介護保険は政府の世論誘導にもかかわらず、具体化するにつれて問題点が明らかになり、国民の幻想は急速に消滅して、不安がつのっている。 ……
本書も介護保険についての批判的な検討と提言であるが、その特徴は福祉現場で働く職員を中心にした研究成果であるという点であろう。(序文より)

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商品情報

発売日
サイズ・ページ数 A5判・285頁
ISBN 4-87154-011-1

目次

序 総力あげて取り組んだ成果 高島進
はじめに 日本福祉大学社会福祉学会30周年記念出版編集委員会

1部 総論 介護保険制度の背景
社会保障・医療「改革」の流れと介護保険制度
1章 社会保障構造改革・財政構造改革と介護保障 武田宏
2章 21世紀に向けての医療・福祉改革の流れと展望 西村秀一

2部 各論 社会福祉現場からの提言
介護保険制度の問題点と、その改善ポイント
1章 介護保険導入による特養ホームへの影響と対策 辻村禎彰
2章 ケアマネージメントと「社会福祉のアセスメント」
3章 自立生活支援を困難にする公的介護保険制度 金子努
4章 ホームヘルプサービスの急速な展開と介護保険 津田康裕
5章 住民の生活実態、行政の現状から介護サービスを考える 赤星俊一
6章 ホームヘルプ整備の遅れと補助金制度の問題点 明星智美
7章 在宅介護支援体制の確立と町村社会福祉協議会の役割 日江井幸治
8章 社会福祉専門職の課題をMSWの立場から考える 片岡幸雄
9章 社会福祉人材養成とケアマネジャー養成の課題 西村正広

3部 補論
補章 バラダイムの「転換」と社会福祉実践の課題 笛木俊一
介護保障関係文献紹介 伊藤文人
21世紀福祉ビジョン策定から介護保険法成立までの動向と主要論文 大薮元康

あとがき 日本福祉大学社会福祉学会30周年記念出版編集委員会
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