スウェーデンはなぜ生活大国になれたのか

著者・編者竹崎孜 著

社会高齢化は本当にどうにもならない問題なのであろうか。それに対する答えのひとつが北欧のスウェーデンにあるのではないだろうか。スウェーデンをみると、比類ない勢いで進んだ高齢化にもかかわらず、安定した定年後の生活や女性の社会進出に加えて、出生率も先進国では最高であり、それに企業や公共財政も健全となれば、わが国における現状とはきわめて対照的といわざるをえない。

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商品情報

発売日
サイズ・ページ数 A5判/187頁
ISBN 4-87154-016-2

目次

1章 スウェーデンはいま
1 超高齢化した社会
2 働く女性たち

2章 福祉大国から生活大国へ
1 貧困と不安からの脱出
2 社会求心力となった大衆運動
3 貫かれる公的主義
4 生活大国への発展
5 国際的に比べれば
6 公的情報の公開
7 国会オムブツマン(JO)
8 公共の財政と経済

3章 健康と労働が政策の基本
1 社会政策の方法
2 脱金とはなにか
3 行政は専門職集団
4 生活保障システムとライフサイクル

4章 「ノーマリゼーション」の徹底
1 消えた寝たきり老人
2 医療と病院の再編成
3 老人ホームなど施設の解体
4 グループホームとナーシングホーム
5 在宅サービス
6 見当たらぬボランティア

5章 日常の暮らしぶり
1 家計の内容
2 普通の暮らしと労働
3 自立する若者たち
4 あるコミューンからのレポート

6章 スウェーデンの課題・日本の課題
1 スウェーデンの課題
2 日本の課題

著者略歴

竹崎孜[タケサキツトム]
1936年、台北生まれ。ストックホルム大学大学院法学部(国際法専攻)修了。外務省専門調査員(在スウェーデン日本大使館)、ストックホルム大学客員教授、鹿児島経済大学教授、埼玉大学教授を経て、現在、常磐大学教授
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