増補版 維新政治の本質 組織化されたポピュリズムの虚像と実像

著者・編者冨田宏治

メディアがつくる躍進の〝虚像〟とモンスター化した集票マシーンとしての〝実像〟
不寛容なポピュリズムで分断を煽る維新の会を冷徹に考察し、
来たる総選挙と2027年統一選挙まで射程に、増補版として復刊。

商品情報

発売日
サイズ・ページ数 46判並製 248頁
ISBN 978-4-87154-244-9 c3031 ¥1800E

目次

増補版発刊にあたって
はじめに 維新政治の本質―その支持層についての一考察
序 章 「組織されたポピュリズム」の虚像と実像―「大阪維新の会」の組織と活動
第1章 2014年総選挙から「都構想」住民投票へ
第2章 「都構想」住民投票の結果から見えたこと
第3章 大阪ダブル選挙の投票結果から読み取れること
第4章 「都構想」再チャレンジをめぐる問題の本質―「維新政治」は大阪に何をもたらしたか?
第5章 維新政治の席捲と労働組合攻撃―なぜ公務員労組は狙い撃ちされたのか
第6章 大阪府市クロス選挙の分析
第7章 「『都構想』よりコロナ対策やろ!」の声を―大阪維新〝吉村人気〟の虚像と実像
第9章 「大阪市廃止構想」へ二度目の審判―「維新」の組織票を凌いだ市民の路地裏対話
第10章 コロナ禍が暴きだした維新の正体
第11章 21年総選挙での維新躍進の謎を解明する―ジャーナリスト・西谷文和氏との対談
おわりに
補論① 2023年統一地方選挙での 〝維新躍進〟の虚像と実像
補論② 2027年統一地方選挙に向けて、今からが勝負―ジャーナリスト・西谷文和氏との対談

著者略歴

冨田宏治(とみだ こうじ)
1959年生まれ。関西学院大学法学部教授。日本政治思想史。2006年より原水爆禁止世界大会起草委員長。著書に『今よみがえる丸山眞男 「開かれた社会」への政治氏s購入問』(あけび書房、2021年)『核兵器禁止条約の意義と課題』(かもがわ出版、2017年)、『丸山眞男―「近代主義」の射程』(関西学院大学出版会、2001年)、『丸山眞男―「古層論」の射程』(同、2015年)など多数。
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