タバコに奪われた命

著者・編者荻野寿美子/著

-父の『闘病MEMO』に寄せて

朗らかで豪快な山男だった父。しかし、父の肺は徐々にタバコで蝕まれていました。
そして、特発性間質性肺炎を発症し、その急性憎悪で入院して、わずか2か月。気胸を発症して、あっという間に帰らぬ人となってしまいました。
その闘病生活を壮絶かつユーモラスに父本人が綴った『闘病MEMO』をもとに、娘の筆者が記す「タバコのおそろしさ」「禁煙の勧め」。
病人が抱える苦悩、家族のとまどいや覚悟、親子の軋轢など、父の闘病生活と死を通して見えてきた世界を洒脱な筆致で描きます。

商品情報

発売日
サイズ・ページ数 四六判/160頁
ISBN 978-4-87154-120-6

目次

第1章 緊急入院


急性増悪
HCU(高度治療室)への移動
分の悪い戦い
食欲の回復
排泄の悩み

第2章 一般病室への移動

病室の移動
オムツからポータブルトイレへ
退院後の暮らしを考える
血糖値の管理

第3章 しのびよる体力の低下

待ちに待ったリハビリ
口の中が真っ白に
狭心症への不安
止まらない下痢
母の体調不良
退院への光明
父の快復
売店への遠征
二人の夢
父のわがまま

第4章 急 変

気胸の発症
ゼロからのスタート
急変

エピローグ
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