リストラ中年奮戦記-50歳で宣伝マンが庭師へ、今70歳、ボランティア三昧の日々

著者・編者高木喜久雄/著

大手音響メーカーに就職、宣伝部門を担当。労使協調路線労組のなかで筋を通して頑張ったものの…。会社の経営不振で50歳でリストラ。心機一転、全く未知の庭師の道に飛び込む。一から修行。厳しい道を乗り越えて、庭師として独立。目の病いなどで、数年前に庭師を廃業。70歳の今は森林ボランティア、子供へ絵本・紙芝居の読み語りボランティアで走り回る日々。なんともはや潔い生きざまです。大変ですが、こんな生き方も素敵です。

商品情報

発売日
サイズ・ページ数 四六判/384頁
ISBN 978-4-87154-145-9

目次

はじめに

1章●おじさん技能訓練生
―千葉県立芝山高等技術専門校造園2科(1997年2月~7月)

昔の軍隊?
刑務所みたいな寮
樹の名前を覚えるのは難しい
肉体労働者〟を実感
重機のライセンスにチャレンジ

2章●見習い庭師
―造園会社入社から退社まで(1997年8月~2000年2月)

見習い庭師誕生
汗まみれ、泥だらけ
放置すれば10年後には失明と宣告される
情けなくなる毎日
会社を辞めるなんて簡単なことなんだ
労働組合法も労働基準法もない
貧乏生活
戸定が丘歴史公園には待っていてくれる木々がいる
保育園児と掃除のオジさん
カナヅチで頭を叩かれた
ハシゴから落ちた
すべての歯車は回り出した

3章●主夫時々庭師
―庭師として独り立ち(2000年2月~2004年11月)

赤字10万円
グリーンセイバー
マイペースでボチボチ
大失敗が続く
木に話しかける
パイオニアの子会社から仕事をもらった
樹医の勉強へ
急に忙しくなってきた
マスターの称号と自然観察リーダーへ
炎天下、ツルハシを振るう
決闘! スズメバチ
地元で里やまボランティア講座
里やま応援団
松戸市緑推進委員に手を挙げた
〝清く・正しく・美しく〟はつらいよ

4章●ボランティア時々庭師
―里やまボランティア活動に重点が移っていく(2005年1月~2010年12月)

戸定が丘歴史公園の痛々しい木々
包丁研ぎ講習会
林業のプロに学ぶ
ボランティアからボランティア育成へ
「涙が出てきた」と言われました
親バカと笑わば笑え!
広がる里やまボランティア入門講座
立て続けに講習会の講師
森のコンサート
ハチの大群に襲われた
しんぶん「赤旗」の取材を受けた
ハシゴから転落した
潮時かな~!?
国土交通大臣賞
里やま応援団が感謝状をもらった

5章●ボランティアならもう少し頑張れるかな~
―日々、里やまボランティアへ、
読み語りボランティアもスタート(2011年3月~2013年12月)

自然観察指導員として初のガイド役を務めた
里やま応援団 初級講座で講師を務めた
断れなかった、たった一軒のお客
庭師廃業宣言
とにかくお酒は全くダメと厳しく申し渡された
第2のボランティア活動へチャレンジ開始
読み語り、緊急デビュー
「うんこ」のおじさん
画一的で一律の廃業宣言は間違いだったかなあ~?
紙芝居の練習を始めた
手に入れるのも難しい紙芝居
お爺ちゃんが児童書館へ通う
〝ジージはやさしいね〟って、何度も言われる
老後の青春を謳歌する
盛会だった紙芝居
学校を休んで森へ遊びに来る方が勉強になるんだって!
子どもにとって森は楽しいって!

6章●ああボランティア、されどボランティア
―ボランティア三昧の日々(2014年1月~2015年11月)

子どもが喜んでくれるのが何より嬉しい
最近のお金の使い道は絵本ばかり
ボランティアって何なの?
里やまボランティア最悪の事態到来
一歩次元の高い、森を守る活動へ
〝ゲコゲコゲコ〟の大合唱
森の絵本仲間
森の〝キッズ隊〟発足
ちば里山センターの理事になった
ますます深みにはまってきた読み語り
森の紙芝居
読み語りだって、やっぱり自分のスタイルでやるしかないね
松戸の文化といい絵本を子どもたちに提供するために
廃業したことは木々に申し訳ないことだったかなあ~

7章●新たなる自分の在り方を探して(2016年)

2015年を振り返り、来年に向けて思う…
肥後守で鉛筆削り研修会
造園の仕事は無いって
難しい戦争ものの読み語り
満開になるか? 生き返った梅の花
定番になってきた〝森の紙芝居〟


あとがき

著者略歴

1946年生まれ。名古屋市出身。愛知県立旭丘高校、千葉大学工学部写真工学科卒業。
1969年、パイオニア株式会社入社。カタログ・広告・CMなどの制作、イベントプロデューサーなど宣伝業務一筋。

20代後半はパイオニア労働組合の役員として、本社・販売支部委員長、専従の中央執行委員・機関紙部長などを歴任。
1996年9月末、リストラでパイオニアを退社。50歳。
1997年、千葉県立芝山高等技術専門校造園2科終了。松戸市内の造園会社に就職。2年半を経て退社。
その後、庭師として自営。しかし、目の病気もあり、2012年廃業宣言。
現在は、里山ボランティアなどに汗を流すとともに、子どもたちのための読み語りボランティアなどに日々を過ごしている。

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