高齢者・障害者の権利擁護とコンプライアンス

著者・編者高野範城、荒中、小湊純一/著

事業者も行政担当者も法律家も必携の書! 「福祉・医療の現場で急速に普及しつつあるコンプライアンス(法令順守)ルールの策定。利用者の安心と権利擁護のために、そして職員が働きやすく安全な職場のためにルール確立は必須です。法律専門家と実務家が豊富な事例を紹介しながら、ルール策定の意義、策定方法、策定時の留意点などを分かりやすく記します。類書のない先駆的画期的な出版! 事例・判例・関連法令も豊富に収録

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商品情報

発売日
サイズ・ページ数 A5判/184頁
ISBN 4-87154-066-9

目次

はじめに

1章●コンプライアンスの意味と意義
1 はじめに
2 取引社会におけるコンプライアンス重視とその背景
コンプライアンスについて
コンプライアンスが導入された主な要因
コンプライアンスの今日的意義
高齢者・障害者問題とコンプライアンス
3 そもそも権利擁護とは何か
人権とは何か
権利擁護の具体的内容
権利擁護のための課題分析
権利擁護の積極面と消極面
権利擁護の手段(前提要件)について
まとめ
4 高齢者・障害者の権利擁護とコンプライアンス

2章●権利擁護の具体的なあり方について
1 子どもの権利
2 患者・医療
受診の権利
説明を受ける権利
他の医師の意見を聞く権利
医療上のプライバシーの尊重
転医の権利
医療情報の開示を受ける権利
3 プライバシーの保護ということ
4 消費者の権利
5 臨死における権利擁護

3章●高齢者・障害者の領域でのコンプライアンスの具体的導入と展開
1 対象となる法令等の範囲
基準省令・解釈通知をふまえる
根拠法による権利と義務
上位理念の大切さ
専門性を重視
2 コンプライアンスに期待される役割
措置の福祉社会から契約型福祉社会へ
自己評価が実地指導・指導監査を超える
3 高齢者・障害者へのサービス提供事業者におけるコンプライアンスの展開
自らのサービス基準を作る
サービス基準を公開する
自己評価し、さらに良くする
4 インセンティブとモチベーションの確保
コンプライアンスルールは職員に優しい
コンプライアンスルールは事業所の信頼に貢献する
5 作成されるべきコンプライアンスルールの参考例
コンプライアンスルールの構成
コンプライアンスルールの導入
6 コンプライアンスルールに基づくサービス管理とルール違反への対応
想定される違反行為
福祉サービスの質を管理する現行制度の状況と限界
コンプライアンスルールの期待される効果と必要性の背景
ルール違反への対応

4章●高齢者・障害者の権利擁護とコンプライアンス
1 高齢者・障害者の権利擁護の意義
消極的権利と積極的権利
高齢者・障害者の特質から権利を考える
2 権利擁護の手段としてのコンプライアンス
高齢者・障害者本人のエンパワーメント
必要かつ十分な情報公開、情報へのアクセスのサポート
評価システムの確立
簡易迅速、効果的な救済制度の確立
総合的な支援センターの創設
3 高齢者・障害者の領域におけるリスクマネジメントとコンプライアンス
4 高齢者・障害者の権利擁護とあるべきコンプライアンス
アリバイ工作ではないコンプライアンス
武器あるいは実効性ある手段としてのコンプライアンス
リスクマネジメントの重要な手段としてのコンプライアンス
内部告発を取り込んだコンプライアンス
権利擁護を図るための手段としてのコンプライアンス

5章●コンプライアンス導入の留意点と課題について

1 コンプライアンスの導入とその留意点
絵に描いた餅にならないために
コンプライアンスはあくまでも手段
実践によりコンプライアンスを確立すること
一人ひとりが人権に敏感であること
マニフェストの前提としてのコンプライアンス
誰のため何のためのコンプライアンスなのか

2 コンプライアンスの導入と課題
ルールづくりに積極的に参加できるかどうか
ルールを維持発展させるための根本的課題

資料編●高齢者・障害者の権利擁護関連法令集


あとがき
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