まされる宝―心療内科医とその妻の子育てエンジョイ記

著者・編者岡部 憲二郎・登喜子/著

「まされる宝 子にしかめやも」(山上憶良)。まさにそうです。でも、子育ては難しい、心療内科医にとっても難しい。でも、楽しい。だって、子供は宝物だから…。4人の子育てを終えた筆者夫妻が記す、知恵満載の「子育て宝箱」です。
「私たちの子育てを敢えて公にしたいと思ったのは、子育てに悩む親御さんがたくさんおられ、あまたの育児書が読まれていますが、それらの多くは一般論であって、もっと具体的な話を示したいと考えたからです」(本書「まえがき」より)。筆者の刊行の動機です。

商品情報

発売日
サイズ・ページ数 四六判/288頁
ISBN 978-4-87154-178-7

目次

はじめに

第1章 第1子誕生
第1子(明海)誕生/産科退院/泣き止まない/1か月健診
初めての帰省/初めての結婚記念日/アトピー性皮膚炎
兄の結婚式/食品アレルギー/博多から小倉へ/第2子懐妊/離乳
人見知り/便秘/明海の入院/明日退院/いざりばい
1歳の誕生日/赤ん坊にとっての母親の役割と父親の存在/里帰り出産


第2章 第2子誕生
第2子(陽介)誕生/明海にとっての節目/小倉に戻る
寝ぐずり/夜泣きがおさまらない/明海の発熱
新日鉄八幡病院に転勤/年末年始の里帰り/明海の宝物
2度目の博多住まい/依存と独立/義兄の死


第3章 第3子誕生
第3子(愉喜子)誕生/おとうさん! 行っちゃダメ!!
家族そろって博多に戻る/壱岐出張/寝言
けんかするなら2人ともにあげない/陽介の粘り勝ち/おちんちんがある
陽介の喘息様気管支炎/中国への旅/博多から天理へ/ごめんなさいは?
天理幼稚園の運動会/親がいないと泣き、いるとやんちゃする
認めてほしい/鼓膜が破れる/陽介の反抗/幼稚園の1日体験
入園式/3歳児の夢/幼稚園でのけが/陽介の虫歯/子供部屋
初めてのお年玉/お父さんのバカ/テレビ購入
自転車に乗れるようになった/娘と2人でお出かけ/お母さんのバカ


第4章 第4子誕生
第4子(大地)誕生/陽介の怖がり/小学1年生
大人の都合良いようにばかり子供を育てられない/誕生日プレゼント
愉喜子のけが/大地の自己主張/机が1つしかない/身の安全を守る本能
机が届いた/大地の強引さと欲張り/「バーカ」/強情さと素直さ
けがと病気が絶えない/子供達は覚えるのが速い/ぼくもやりたい
お父さん嫌い?/お小遣い/おへそを舐める/車/小3に負けた
ボクの責任重大やな/責任を取ること/お小遣い(2)
自分の負けを素直に認める/みんなのおかげ/親の欲張り
陽介の宿題/使い方も知らんのに使うな/愉喜子が譲った
海水浴/定期が切れた/陽介君10歳の誕生日
ボクいい子にしてたからね/陽介パパがついてるぞ
お母さん、ちょっと来て/通知簿/大地の強情/けんかの仲裁
どこかで聞いた言葉/塾/マージャン狂い/陽介に頭が上がらない
ドラえもんのベッド/永久歯が抜けた/ごちゃごちゃうるさいなぁ
たばこは体に毒よ/やっぱり何も言わないでおこう/稲田塾
行儀/お母さんの失敗/うそつき/けなげな人が好き/キセル
わからないことをわかろうとする勇気/学校へ行きたくない
そんなん言うたりなや/引っ越し/魚とり名人/欲張らない
グァム旅行/明海の夜遊び/上手でなくてもいいもん/反抗期
お母さんの出発/あっさりしたおじいちゃんとおばあちゃん
長い目で/どちらが親か/願い事/ネオフィリア
僕は我慢している/茶髪/ソーラン節/冒険をしたかった
粘り強いから/25回目の誕生日/ありがとう
海外青年協力隊/海外青年協力隊(2)/ 明海君、誕生日おめでとう
明海からの返事/感染性心内膜炎/もうおまかせしよう


あとがき

著者略歴

岡部 憲二郎(おかべ けんじろう)

1977年 鳥取大学医学部卒業
1977年 天理よろづ相談所病院内科系レジデント
1979年 九州大学医学部心療内科入局
1981年 北九州市立小倉病院(現在は北九州市立医療センター)赴任
1982年 新日鉄八幡病院(現在は製鉄記念八幡病院)赴任
1983年 九州大学医学部心療内科に戻る
1984年 天理よろづ相談所病院心療内科開設のため着任
2012年 天理よろづ相談所病院定年退職
2012年 イギリス・ケント大学入学
2016年 イギリス・ケント大学医療人類学科卒業
2016年 おかたに病院(奈良市)就職
現在に至る

著書:『生きること悩むこと―心療内科医と患者さんの物語』(講談社ビジネスパートナーズ)
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