消費税によらない豊かな国ニッポンへの道

著者・編者富山泰一/著

「社会保障のための消費税アップ」は本当に必要なのか? 消費税をゼロにしても、「先進国中最も不公平な日本の税制」(OECD統計)を欧米並みにほんの少し手直しすれば、なんと20兆円の財源創出が可能であることを明らかにします。図表や資料もふんだんで、難しい税制を分かりやすく解き明かし、「目からウロコ!」の一冊です! マスメディアが触れない、金持ち・資産家・大企業にはとても優しい日本の税制度にビックリ!

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商品情報

サイズ・ページ数 A5判・144頁
ISBN 978-4-87154-081-0

目次

はじめに

第1章 日本の税・社会保障負担は低いのか、高いのか

1 「国民負担が低い」にだまされるな

2 EU主要国の社会保障給付費との比較してみると

3 日本企業の税・社会保障負担は国際的に最低水準

第2章 日本はなぜ財源不足になったのか

1 経済政策の失敗と大企業などの利益の一人占め

2 財政における「3つの機能」は有効に作用しているか

3 低金利政策による国民の逸失利得

第3章 なぜ、消費税は導入されたのか

1 「高齢化社会のためと言っておけば分かりやすいから」

2 消費税には担税力はあるのか

3 消費税の特徴と問題点

4 「日本の消費税率は低い」は本当なのか

第4章 消費税導入後の税・社会保障の「抜本改革」

1 消費税導入後の税制改革の流れ

2 小泉内閣発足以降の税・社会保障の負担増と給付減

第5章 税財政政策・社会政策を作っているのは誰か

1 日本における政策策定過程はどのようになっているのか

2 誰が、誰のための、政策づくりをしているのか

3 国家を私物化している財界の構図

4 日本経団連の政党「通信簿」

第6章 「構造改革」路線で格差と貧困が拡大

1 企業課税に見る高蓄積のしくみと実態

2 企業はどのように儲けているのか

3 高額所得者は租税特別措置と最高税率引き下げで大減税

4 資産家はこんなにも減税されている

5 税制改悪による中小事業者の経営難と生活破壊

6 増税の標的にされているサラリーマン

7 年金生活者の税金はどうなるのか

8 所得再分配の悪化による格差と貧困の拡大

第7章 消費税によらない豊かな国ニッポン創出のために

1 国民はどのような国づくりを望んでいるのか

2 税金の使い道に納得していることが納税の原点

3 「広く薄く」の負担は国からのサービスの対価?

4 すべての人への恩恵は減税でなく財政出動で

5 企業増税で国際競争力は落ち、高額所得者は海外脱出?

6 喫緊の課題は低所得階層の収入を増やすこと

7 「小さな政府」から「大きな政府」への転換を

第8章 生活大国ニッポンへの財源は充分にある

1 無駄な歳出をなくすこと

2 税負担のあり方を応能負担に変えること

第9章 国民本位の税・財政改革についての提案

第10章 不公平税制を是正するだけで、

20兆円の財源が確保できる


あとがき
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