分かりやすい解説と最新情報満載 生活保護「改革」の焦点は何か

著者・編者竹下義樹、大友信勝、布川日佐史、吉永純/著

生活保護制度がますます厳しい制度に「改革」されようとしている。最低賃金や年金額など社会保障全体に影響する生活保護制度。何がどう改革されようとしているのか? 国民誰もがいざというときに安心できる制度のためにむしろ何をどう改革すべきなのか? 政府検討会委員も含めた筆者陣が明らかにする。生活保護制度のひどい実態、全国で頻発している訴訟実態のリアルなレポートも所収。最新情報も満載。

商品情報

発売日
サイズ・ページ数 A5判・112頁
ISBN 4-87154-053-7

目次

まえがき――――竹下 義樹
1章●生活保護改革に問われるもの――――大友 信勝
はじめに
1.わが国の生活保護制度の特徴
2.生活保護制度改革の二つの道
3.生活保護制度の仕組みと運用
4.生活保護制度の改善・改革の問題
5.セーフティネットの構築を
2章●どうなる生活保護制度「改革」改革
〔1節〕生活保護制度「改革」の論点と今後の展望――――岡部  卓
はじめに
1.「生活保護制度の在り方に関する専門委員会」の設置の背景と位置づけ
2. 論点1-制度の水準に関わる論点
3. 論点2-制度の仕組みに関わる論点
4. 論点3-実施体制と援助に関わる論点
5. 生活保護改革の課題と展望 
〔2節〕何をどう「改革」しようとしているのか――――布川日佐史
はじめに
1.「中間取りまとめ」のポイント
2. 生活保護の体系と生活扶助基準額の決定方法
3. 生活扶助給付水準の妥当性の検討-成果と問題点
4. 加算の検討
5. 今後の課題-「中間取りまとめ」が提起した課題おわりに
3章●訴訟などにみる生活保護の運用実態――――吉永  純
1. 新たな段階に入った生活保護争訟
2. メール相談から浮かび上がる課題
3. その他の課題―危機のサインを見逃すな
4. まとめ―生保改革は争訟や現場で問われた論点を踏まえたものに
資料編
・生活保護制度の在り方についての中間取りまとめ
(生活保護制度の在り方に関する専門委員会)・A生活保護制度の在り方についての中間取りまとめ 関係資料(同上)
・B生活保護制度改正についての申入れ(全国公的扶助研究会)・C生活保護制度の在り方の見直しに関する要望
(NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ)
・D専門委員会への要望書(扶養義務問題研究プロジェクトチーム)
・E訴え「母子家庭の実状と生活保護の役割」
・F生活保護制度改革についての緊急アピール
(生活保護改革を考えるシンポジウム実行委員会)
・G中嶋学資保険裁判最高裁勝訴にあたっての声明
・H中嶋学資保険裁判最高裁判決(全文)
・I生活保護制度に関する略年表
・J生活保護基準・実施要領等に関する略年表
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