目次
はじめに――渦巻く年金への不満・不安・不信
第1章 このままでは年金制度は崩壊する
1 深刻な年金の空洞化
2 史上最悪の04年年金改革
3 国民はやり直しを求めている
4 「一元化」と消費税引き上げ問題
第2章 国・企業負担軽減と国民への負担増
1 「一体的見直し」の黒幕に財界が
2 なぜ「自立・自助」を強調するのか
3 高齢者は金持ちか
4 高齢者にのしかかるさまざまな負担増
5 高齢化社会に相応しい税財政の運営が必要
第3章 年金積立金のとんでもない実態
1 年金積立金の歴史的背景
2 年金積立金とはなにか
3 年金積立金はどのように使われているか
4 年金積立金は必要か
5 今後どうすべきか
第4章 社会保障の財源はどうあるべきか
1 社会保障ってなんだろう
2 社会保障の財源はどうあるべきか
第5章 年金制度をたてなおす道はあるのか
1 放置できない年金制度の現状
2 年金制度たてなおしの道は示されているか
3 最低保障年金制度のほかに解決の道はない
第6章 最低保障年金とナショナル・ミニマム
1 ナショナル・ミニマムと全国一律最賃制
2 25年以上の納付期間を必要とする拠出制年金の収奪制
3 最低保障年金制度の意義
4 ナショナル・ミニマムとしての最低保障年金はなぜ必要か
5 民主党の最低保障年金制度構想でいいのか
第7章 年金制度はどう「改革」されてきたか
1 社会保障制度審議会の50年勧告と年金スト
2 第2臨調以降の社会保障切り捨ては憲法違反
第8章 最低保障年金制度創設の運動と年金改革の展望
1 社会保障制度審議会の建議と基礎年金の導入
2 労働団体等の年金政策
3 全日本年金者組合結成と最低保障年金制度創設などの運動
4 1100を超える地方議会が国への意見書を採択
5 国連が日本政府に勧告
6 団体・政党に要求広がる
7 日本で出来ないはずがない
あとがき