生きづらい世を生き抜く作法

著者・編者雨宮処凛/著

今の時代、戦争法強行成立、原発再稼働、貧困・非正規の蔓延、待機児童、いじめ、自己肯定感のはく奪、同調強制などなど、生きづらさいっぱい。時代をしっかり見据え、しかし肩の力を抜いて、自分を大切に生きること―。いじめやリストカットを体験し、キャバ嬢、右翼にも身を置いた著者が味わい深く、軽妙に記したエッセイ集。
「あなたのやるせなさ、違和感に効く言葉きっとあります」と著者は帯で訴えます。悩める人、困っている人に寄り添った、優しさと温かさ、そして強さ満載。
「生きてて良かった!」―読みながら、そして読んだ後、きっとそんな気持ちにさせてくれる一冊です。

商品情報

発売日
サイズ・ページ数 四六判/216頁
ISBN 978-4-87154-147-3

目次

まえがき
3・11以前―2006年から「あの日」まで
奪われた当事者性を奪還せよ!
「働く」という当事者性
猫に学ぶ
餓死事件に対して
世界の当事者になる方法を教えてくれた人
「禁止」された「革命」
また見殺しにされた命
命のリアル
結婚と仕事
昨日と同じ今日
子猫救出大作戦! (前編)
子猫救出大作戦!(後編)
「人に迷惑をかけるな」という呪縛
黒白猫一家、その後
「殺される側」からの叫び
「優しさ」と「怒り」について
猫による監視社会
大阪ホームレス会議
「死刑でいいです」
当たり前の善意
友だちの定義
キャバクラユニオンの歌舞伎町デモ
歳を重ねるということ
犠牲の累進性
子猫を預かる
子猫が教えてくれたこと
しょぼすぎる「今年の抱負」
大学生による「就活」デモ
応えられなかった「SOS」
「もっと怒れ」と言う前に
真の意味での自立


3・11以降―あの日から、あなたは何が変わりましたか
被災地の鯉のぼり
最大のライバル
これほどに当事者だった「原発」
「原発怖いぞコノヤロー交流会」
子どもが見た戦争
放射能が壊す人間関係
あなたにとって大切なものはなんですか?
私の原点
新年を迎えて
自分を好きでいるために
危うい恋愛依存
女一人でも、生きやすい社会
3・11以前に気付かなかった「幸せ」
死を前にしての言葉
自信の鉱脈
10年後、20年後の自分
スローライフを襲った原発事故
「原発ゼロ」と素敵な大人たち
「弱い者は死ねというのか」
地元民パワー
6月の紫陽花革命
思考停止に抗うために
このまま日本を「再稼働」させるな
「また、福祉が人を殺した」
間違える自由、迷惑をかける自由
「まぁ、いいか」の魔法
正解がわからない中で
家が爆発した人
旅のように生きる
私が見た「戦争前夜」
一生の宝物
大切なもの、大切だったもの
身軽でい続けるために
優しさの交換
愛すること、許すこと、信じること
残酷な線引き
傷つく勇気
最終獲得目標
魔の5分
「学費・奨学金は問題だらけ」デモ
逃避系煮物
甘酸っぱくて、イタい思い出
嫌なことには嫌と言う
相対的剥奪感
フランス人は叫んだ。「日本は、おかしい!」
「怖いもの」はなんですか?
「女は40から!」に一票
猫の天職
プライドの飼いならし方
究極のコミュニケーション
ムカついたら、ラーメン
戦後69年の夏
旅に出る理由
世界を整理するために
ひたむきに愛すること
初めてはいた靴下
衝撃のヴィトン
原発を止める方法
モラル・インジェリー
相手に求める「条件」
昭和17年と今
戦場のガールズ・ライフ
大人の階段
卑屈系の逆マウンティング
置き去りにされた子ども
カラオケで、気がつけば一人だった夜
世界の当事者は美しい
あとがき
著者紹介
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