著者略歴
池内 了(いけうち さとる)
1944年兵庫県生まれ、1972年京都大学大学院理学研究科物理学専攻修了、理学博士。京都大学を皮切りに北海道大学・東京大学・大阪大学・名古屋大学の5旧帝大を経て総合研究大学院大学に勤務。
現在は、名古屋大学および総合研究大学院大学名誉教授。専門は宇宙物理学・宇宙論、科学・技術・社会論。
著書に、『宇宙論と神』『物理学と神』(いずれも集英社新書)、『科学の限界』(ちくま新書)、『科学と人間の不協和音』(角川新書)、『疑似科学入門』(岩波新書)、『科学・技術と現代社会』(みすず書房)、『重大な岐路に立つ日本』(共著、あけび書房)などがあり、最新刊は『科学者と戦争』(岩波新書)。
古賀 茂明(こが しげあき)
1955年長崎県生まれ。東京大学法学部卒、通商産業省(現経済産業省)に入省後、産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年国家公務員制度改革本部審議官に就任し大胆な改革を次々と提議。霞ヶ関「改革派の旗手」となる。
2011年9月末に経済産業省退官後も報道機関の自粛ムードの中で、圧力に負けず独自の見解の発信を続ける。
同年より大阪府市統合本部特別顧問を務める。
報道ステーションコメンテーターを3年間務めたが、安倍政権の圧力などにより2015年3月で降板。
2015年3月「改革はするが、戦争はしない」市民キャンペーン【フォーラム4】を立ち上げる。http://forum4.jp/
同年5月、外国特派員協会「報道の自由の友賞」受賞。
著書:『日本中枢の崩壊』(講談社)、『官僚の責任』(PHP新書)、『信念をつらぬく』(幻冬舎新書)、『利権の復活』(PHP新書)、『国家の暴走』(角川新書)など
杉原 浩司(すぎはら こうじ)
1965年鳥取県生まれ。1980年代半ばより市民運動に参加。PKO法反対、故・小田実さんら阪神・淡路大震災被災者による住宅再建への公的支援を求める「市民=議員立法」、ミサイル防衛反対、脱原発、秘密保護法反対などに取り組む。2015年の戦争法案審議では、集団的自衛権問題研究会ニュースレビュー編集長として、国会審議ダイジェストを発信。武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)代表。
『世界』別冊「2015年安保から2016年選挙へ」に「国会を市民の手に取り戻す―『戦後最長国会』審議の内実」を寄稿。同誌2016年6月号の武器輸出特集の座談会に参加。『ビッグイシュー日本版』2016年7月15日号特集「軍事化する日本」にインタビュー記事掲載。『宇宙開発戦争』(ヘレン・カルディコット他著、作品社)に「日本語版解説」を執筆。
望月 衣塑子(もちづき いそこ)
1975年、東京都生まれ。東京新聞記者。慶応義塾大学法学部卒業後、東京・中日新聞社に入社。千葉、神奈川、埼玉の各県警、東京地検特捜部などで政治家の汚職問題など事件を中心に取材。2004年、日本歯科医師医連盟のヤミ献金疑惑の一連の報道をスクープし、自民党と医療業界の利権構造を暴く。2009年には、足利事件の再審開始決定をスクープする。東京地裁・高裁での裁判担当後、経済部記者などを経て、現在は社会部遊軍記者。日本学術会議や軍学共同、武器輸出問題を主なテーマに取材。
著書に『武器輸出と日本企業』(角川新書)。『世界』2016年6月号特集「死の商人国家になりたいか」(岩波書店)で「国策化する武器輸出」を寄稿。二児の母、趣味は子供と遊ぶこと。