著者略歴
保阪正康 (ホサカマサヤス)
ノンフィクション作家。1939年札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。編集者を経て、1972年に『死なう団事件』でデビュー。以来、旧軍幹部ら約4000人に取材を重ね、昭和の戦争について精力的な執筆を続ける。主な著作に『あの戦争は何だったのか』(新潮選書)、『東条英機と天皇の時代』(ちくま文庫)、『昭和陸軍の研究(上下)』(朝日新聞社出版)など。2004年に菊池寛賞を受賞。
小泉悠 (コイズミユウ)
東京大学先端科学技術研究センター准教授。1982年、千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。民間企業勤務、外務省専門分析員、未来工学研究所特別研究員などを経て、現職。 専門はロシアの軍事・安全保障。著書に『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版、サントリー学芸賞)、『小泉悠が護憲派と語り合う安全保障』(かもがわ出版)など。
伊藤千尋 (イトウチヒロ)
ジャーナリスト。1949年山口県生まれ。朝日新聞記者として国際報道に携わる。サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長などを歴任。84か国を現地取材した。退職後、フリーのジャーナリストとして取材、執筆、講演活動に邁進。「九条の会」世話人、「コスタリカ平和の会」共同代表。著書に『非戦の誓い』『非戦の誓いⅡ』(あけび書房)など。
北澤俊美 (キタザワトシミ)
1938年、長野市生まれ。早稲田大学卒業後、サラリーマンを経て長野県議となる。92年、参議院議員選挙に出馬、当選。以後、当選4回。民主党参院国対委員長、幹事長。鳩山内閣で防衛大臣に任命され、菅内閣でも続投。東日本大震災にあたっては10万人規模の自衛隊動員に当たり指揮を執った。著書に『日本に自衛隊が必要な理由 』(角川書店)。