続・「福祉」が人を殺すとき

1,553 (税別)

寺久保光良 著
四六判/223頁 1991年10月発行

4-900423-53-X

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説明

-棄てられし民の反骨-

あたり前な暮らしを願う庶民・働きがいを願う福祉職員。人間らしさへの骨太なロマン!
金満ニッポンの谷間に置き去りにされた社会的弱者。まさに、棄てられし民=棄民。されど、彼らは人として生きる権利を主張し始めた。
※日本図書館協会、全国学校図書館協議会選定図書

目次

プロローグ-まえがきにかえて

1章 不可解なる「福祉」 貧しき人びとの深き情
上野から高崎線で/首つり自殺
男手ひとつで/家庭崩壊に拍車
県民の人情/スナックホステス
福祉の窓口へ/別れた夫
根ほり葉ほり/子育て
二度と福祉なぞ……/保護辞退の意味

2章 東の人権裁判 福祉の中身を問う加藤訴訟
車椅子の生活/人をバカにした話
飯場を放浪/キエさんと再婚
つつましい生活/だまし打ち
追いうち/不服申立て
逃げの厚生省/しんぼうの末に訴訟

3章 権利としての社会保障 真の自立助長とは何か
「同意書」とは何か/不正受給の真相
不正受給のウソ/現場職員のとまどい
自立更生計画書/自立助長とは何か
以前の厚生省の考え方/指導・指示文書
強制はまちがい/厚生省の変ぼう
厚生省は追いつめられた/加藤さんの笑顔

4章 西の人権裁判 福祉の姿勢を問う柳園訴訟
行政のごう慢さ/我慢の限界
京都地裁に提訴/行政の体面
柳園訴訟が問うもの/ケースワークとは
やはり厚生省はわかっていない

エピローグ-あとがきにかえて

資料編
1 加藤鉄男さんの訴え「私がなぜ裁判を起こしたか」
2 加藤訴訟訴状全文
3 柳園訴訟訴状全文
4 日本弁護士連合会の「生活保護の適正実施通達」についての厚生大臣への要望
5 「生活保護の適正実施通達」に対する小川政亮金沢大学教授(当時)の意見
6 参考文献