貧困と闘う人びと

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1,760

寺久保光良/著
四六判・224頁 2004年9月発行
1,600円(税別)

ISBN978-4-87154-057-5

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説明

急増する自己破産、ホームレス、自殺…。生活破壊の危機的な広がりにもかかわらず、情け容赦のない福祉切り削り。しかし人々は黙っていない。学資保険、高訴訟など、国を相手にした裁判での勝利が相次いでいる。すさまじい貧困実態とそこから起ち上がり闘う人間群像を描く。
ベストセラー38刷『福祉が人を殺すとき』著者の渾身の列島縦断最新ルポ!
日本図書館協会選定図書など高い評価。

 

序 章(「はじめに」に代えて)
底辺からの切実な訴え/「地を這う虫」の活動

1章●「高校へ行きたい」―学資保険裁判
子供にはせめて高校ぐらい/生活保護法では
貧しいなかでの計画的なやりくり/お金のかかる時期に
悔しさを裁判に/必要は認めるが…
人間の尊厳と自己決定/多くの人に支えられて
それぞれの思い/働く母親として

2章●ホームレスからの脱出
ねぶたをひと目、見てから/ホームレスを救う「つくし班」
ヒョウ被害と大型店の進出/やっぱり生きたい
総班長の吉田さん/高度経済成長を支えたドライバー
津軽海峡を渡って/原発ジプシー
サインの発信と受け止め/ねぶたと一本松
駅周辺/山の人
生活保護法でのホームレス救済を/九死に一生の日々
どんな状態と思いで/社会生活の底支えを

3章●理不尽に耐え、そして
「風をさがす道のり」・高さん/親亡き後の不安
ひとりで審査請求提出/波紋は広がる
熊本でも返還の訴え/利用者には厳しく、自らには…
遡っての支給はどこまで/5年間の可能性は
ひとりの人格として/申請するには勇気がいる
取り下げか却下か/稼動能力の活用とは
行政こそ期限を守るべき

4章●生活者のための社会保障を
仕事でも生活でも車は必需品/その日その日を精一杯に
実態に即した適切な判断/見る視点はどこに
合意の実践が大切/自治体によってバラバラ
生活実態を見るかどうか/運用は天地ほどの差
努力する自治体も/良い仕事をやりたい
営為をつなげて

終 章 
国民生活は非常事態/利用者の望む生保「改革」を
世論を集めて

参考文献

おわりに