断罪された「医療事故隠し」

カテゴリー:
1,760

永井裕之/著
四六判/224頁
2007年10月発行
1,600円(税別)
978-4-87154-074-2

Tag:

説明

交通事故死より多いと言われる医療事故死。被害者に不利とされる医療訴訟。それに風穴を開け、画期的な勝利に至る迫真の手記。妻を医療事故で亡くした著者。「医療事故根絶」はもちろん、「医療事故隠し根絶」を目指す著者が熱い思いを込めて綴った一冊。著者は「医療の良心を守る市民の会」をたちあげ、その代表として全国を駆け回る。
【推薦】池田典昭、大熊由紀子、片平洌彦、川嶋みどり、清水陽一、鈴木利廣、柳田邦男

 

はじめに

1章●永遠の別れが突然に

 

モーツアルトの流れる病室で
容態の急変
死亡確認10時25分
「点滴は問題なし」
死の真相を求めて
不可解な解剖結果
荼毘にふしていいのか
通夜の日の衝撃

2章●ともに歩いた40年の日々

ふたりの出会い
夫を支え続けた日々
充実の日々を目前に
「中間報告」に書かれたもの
誠意なき対応
悦子にあの朝起きたこと
組織ぐるみ隠蔽工作の裏側

3章●病院の医療体制へのつのる不信

起こるべくして起きた事故
医療体制全体の問題として
「被害届」提出
砂をかむ日々
弁護団とともに告訴へ
さえぎられた謝罪
都知事の謝罪会見
行政処分で真実は明らかにされたのか

4章●「被害者」は誰なのか

看護婦たちへの「圧力」
聞くに耐えぬ「最終見解」
刑事裁判の法廷で
民事提訴へ
裁かれるべきは誰か
原告最終弁論

5章●医療の良心を守るために

出逢いと決意
支えつづけてくれた人びとへ
より多くの被害者の声を
最高裁判決で院長の有罪確定
東京高裁、「事故隠し」を断罪
医療事故の再発防止にむけて
小さな火種を炎に

おわりに