『非戦の国防論 憲法9条を活かした安全保障戦略』

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『非戦の国防論 憲法9条を活かした安全保障戦略』

合田寅彦/著

四六判/200ページ 2020年3月発行

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ISBN978‐4-87154-187-9

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説明

軍事偏重の「国防・安全保障」に異を唱え、自衛隊を非武装の災害救助隊、農村支援隊、森林保全隊、海外協力隊に改編して、国際的な食糧支援などを通じた人間の安全保障、積極的平和主義を唱える大労作。

著者より。「日本国憲法前文そして第9条が、日本国民の健全な理性とヒューマニズムを前提に成り立っていると考えている私は、中国との尖閣諸島問題および北朝鮮の核・ミサイル問題に終止符を打つべく、〈憲法制定の精神〉に則った実行可能な安全保障戦略を本書で著しました」

 

目次

 

はしがき

 

第1章 国民の「空気」となった脅威論を解剖する

脅威論の経緯/北朝鮮脅威論と拉致問題/北朝鮮脅威論の実際

「中国の脅威」とは何か/中国の脅威にどう対処するか

テロの脅威/元々はテロの標的ではない日本

 

第2章 憲法第9条をめぐる遥か遠くの懐かしい情景 36

マッカーサーの押し付けではない

無条件の戦争放棄/マッカーサーの変貌

 

第3章 自衛隊はこんなに立派な軍隊になった 44

中曽根康弘と三島由紀夫の主張/自衛隊は立派な軍隊

「軍」と「産」の癒着/会計検査院のチェックを

 

第4章 日本の中の異国 ― 在日米軍基地 57

日米合同委員会/韓国の国防事情/トルーマン・ドクトリン

在日米軍の犯罪/日本の空を支配する在日米軍

アメリカン・コンプレックス/日本のための米軍基地?

米軍への「思いやり予算」/何とも空しい日本

第5章 市民にとって戦争とは何か 82

自衛を口実にした戦争/国体護持のために

戦争はなくならないのか/近代の戦争を見てみると

「非常時」という言葉/現代の戦争はどうか

「在留邦人が危険にさらされた場合」?/「平和が著しく脅かされる事態」?

「国民の生命と財産を守るために」?/憎悪の連鎖を断つ

 

第6章 仮想敵国と「侵略」を考える

ヨーロッパやアメリカの仮想敵国/日本にとっての仮想敵国

日本を侵略する国はどこ?/日本国憲法は現実性を欠いている?

現実を考えてみると/尖閣諸島問題を再考する

尖閣諸島問題「棚上げ論」/中国脅威論の背景

 

第7章 「積極極的平和主義」と集団的自衛権について

安倍流「積極的平和主義」の実相/「二国間平和主義」か「世界平和主義」か

イスラム諸国は元々は日本に好意的/アメリカという国

中国の脅威について改めて考える/東アジアの悠久平和のために

 

第8章 「丸腰」国防のユニークな戦略

ヨーロッパの反軍運動/〝丸腰〟国防の方策

逃げるが勝ち/食料自給率の低さ/食料アンポ

北朝鮮の食糧事情/難民問題

北朝鮮への食糧援助/日本農業活性化のためにも

国際社会において名誉ある地位を/〝瑞穂の国〟日本

 

第9章 在日米軍基地と自衛隊駐屯地の完全撤廃

安保条約は破棄できる/米軍基地撤廃を

 

第10章 自衛隊が生まれ変わった!

人こそ国家の存立基盤/自衛隊の役立て方

兵器購入費を隊員経費に/自衛隊の将来イメージ

 

あとがき

主要参考文献

著者紹介