【あけび書房通信】第14号(2021/8/2)

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あけび書房通信                 第14号  2021.8.2発行

https://akebishobo.com
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「あけび通信」第14号をお届けいたします。

○-●-○-●新刊(8月5日発売)のご案内②○-●-○-●

『福島の甲状腺検査と過剰診断 子どもたちのために何ができるか』
 著者/髙野徹、緑川早苗、大津留晶、菊池誠、児玉一八
 1720円(税込み)
https://akebishobo.com/product/fukushima-3

今月の新刊のうち2冊は「広島の原爆」と「福島の原発」に関するものです。
「8・6ヒロシマの日」に間に合わすために、
『原爆スラムと呼ばれたまち 広島基町相生通り』を出したことは、
次号あらためてご案内するとしまして、
未曽有の福島での原発事故に起因する大事件についての出版イベントが
8月10日にありますので、そのご案内もかねてご紹介します。

「東京電力第一原発事故がもたらした最も深刻な被害の一つ」でありながら、
反原発運動やメディアが取り上げることのない、
いや取り上げてもミスリードしている問題について、
現場の医師が福島県民健康調査に何が起きているか、
初めて明らかにしていることも書かれています。

過剰診断の問題として福島県民健康調査の甲状腺エコー検査の中止ないし見直しを訴える、
そういった本ですので、そうした医学的・科学的知見による結論が、
原発事故に起因する放射線による健康被害を過小評価ないし隠蔽するかのごとく批判するのが、
反原発派や「リベラル」なジャーナリズムにいまだ根強いでしょうから、
原発政策を批判する本を数々出している小社に対して、
「なんでこんな本を出したのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし私は、福島の甲状腺検査における過剰診断は、
原発事故の結果としてもたらされた大きな被害であるとともに、
日本の医学会と行政の権威主義・無責任体質が引き起こした歴史的大事件であり、
医療倫理にもとる人権問題であると確信しています。
つまりは、反原発派にとっては、
御用学者と原発に固執する行政の責任を問うべき問題であるのに、
反原発派が御用学者・行政さらにメディアが結託して、
人権侵害に加担しているかのような皮肉な構図があると思わざるを得ないのです。

私が主宰している市民社会フォーラムでは、
3年前から過剰診断問題についての講演会を開催したことがあります。

【字幕付き動画】福島県民健康調査における甲状腺スクリーニング検査の倫理的問題(髙野徹阪大医学部講師2018/04/14)
http://shiminshakai.net/post/3292

本書ならびに出版イベントでは、さらに踏み込んで、
医学会の内実をも切り込んだものになることでしょう。これを機会に、福島の子どもたちの人権と健康を真剣に考えどうすべきか、
まずは謙虚に知っていただくことになればと思います。福島県三春町・福聚寺住職で作家の玄侑宗久さんの本書の推薦文です。
「人は常に途上にあり過ちも犯す。問題は過ちに気づいた後の対処だ。
覚悟と叡智を結集し、いまこそ勇気を求める。」コロナ感染爆発中なのに五輪が強行されようとしているように、
また、未曽有の大惨事があってもなおも原発に固執しているように、
違法な国政の私物化をごまかすために嘘・改竄・隠蔽してでも権力者を守ろうとしているように、
などなど・・・・
それらは既成事実に屈服するかのごとくすすみ、誰も責任をとらないで、
モラルハザードが常態化していっています。なぜ、過ちに気づいたら過ちを認めて、踏みとどまって軌道修正ができないのか?
福島の甲状腺検査での過剰診断問題も、こうした我が国の惨状と同一線上にあると思わざるを得ません。  

あけび書房代表 岡林信一

出版を記念して、毎日メディアカフェで無料のオンラインイベントも行います。
ぜひ奮ってご参加ください。
開場 18:00 開演 18:30/終演 20:00
https://mainichimediacafe.jp/eventcal/?p=7346

■『原爆スラムと呼ばれたまち ひろしま・基町相生通り』
 著者/石丸紀興、千葉桂司、矢野正和、山下和也半世紀前にあった1000戸を超えるバラック住宅がひしめき合う「原爆スラム」と呼ばれた「まち」。
その「まち」は多くの問題を抱えながらも、荒廃・無気力・陰湿というものは稀で、
活気があり明るささえ漂っていました。本書では消滅したまち
「基町相生通り」を悉皆調査(全世帯全戸調査)した記録を、
半世紀の時を経て明らかにします。
https://akebishobo.com/product/genbaku

■『令和のローカルメディア 防災・関係人口拡大に向けた課題』
 著者/松本恭幸、佐藤和文、佐藤博昭本書では、全国各地のローカルメディアは、3.11からコロナ危機までの間、
防災・人口拡大にどう取り組みどこに向かおうとするのか。その可能性を探ります。
地方紙やCATV、コミュニティFM、地域映像祭、自治体広報の経験、
さらにウェブメディアを活用した新たな潮流やSNSを活用はじめ担い手づくりなどについて取材し制作しました。
https://akebishobo.com/product/reiwa

■『「二桁九九」で眠る 眠れないあなたに』
 著者/野崎佐和本書では「不眠症」に悩んでいた著者が、独自に編み出した「二桁九九」というユニークな睡眠法を紹介します。
著者は過去にも『ベルフックスのフェミニズム理論 周辺から中心へ』の翻訳や『専業主婦になるということ』の
書籍を弊社から出版しており、今回の出版は3冊目となります。
https://akebishobo.com/product/futaketakuku

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